images13日、新聞テレビ、ワイドショーで取り上げられた監察医務局での、赤ちゃんの頭をコンビニのレジ袋で巻いて居た、葬儀屋の対応について、私の知っている範囲で解説したいと思います。

赤ちゃんの遺体にレジ袋 葬儀社「体液が漏れ出るのを防ぐ措置」

 

今回の問題はレジ袋を使っていた事が問題の様に言われているが、私も違う場所で監察の仕事に携わった事が有りますが、実際は新品の袋は使っていました。

解剖が終わったご遺体は濡れて居ます。先ずバスタオルで全身を拭くのですが、頭の部分は縫合間もない事も有り、丁寧に拭く事は困難です。体液漏えい防止の意味も有り、レジ袋やラップで覆う事は有ります。胸やおなかなどの縫合部には幅広の医療用テープを使います。

テレビで葬儀屋と名乗る人物がすぐにドライを当てるべきだなんて言っていましたが、解剖室ではステンのストレッチャーで運びます。ステンの台の上で安置します。濡れた体にステンレスの上でドライアイスを当てればどうなるかは解るでしょう。

頭を包帯でぐるぐる巻きにするのは縫合部が開かないように、湯灌や納棺の時に縫合部が開くことが有れば大変です。

問題は、葬儀屋さんの質だと思います。今回、司法解剖に携わった大手葬儀社、初期の段階でのご遺体に対する接し方がこうで有るなら、葬儀も想像が付きます。

先ずどんな理由が有ってもコンビニの袋は使いません。大は小を兼ねる、大人用の袋を切って小さく加工すれば良いだけです。留めるのは医療用テープで出来るだけ目立たない様に留めてあげれば良い。

お湯灌をするかも解りません、親族さんの目に触れる事も考えて置くべきでしょう。

当然どんな処置をしたかご両親には説明して置いた方が良いでしょう。

頭に巻いて居た包帯もご両親が苦しそうに見えたと言う事はかなり強く巻いたのだと思います。相手は子供です、その辺の気遣いは葬儀屋には一番大事です。眠った様な顔にしろとまでは言いませんが、処置後確認はするべきだったと思います。

遺体処置も立派な葬儀です。処置が終わった後、故人様の顔を見て担当者は何も感じなかったのでしょうか。グリーフケアを考える事は葬儀屋の基本中の基本だと思いますが。

私は葬儀屋と言う仕事は素晴らしい仕事だと思って居ます。唯、生業と考えたら人の死に係ります、故人に対する敬意を持たなければ、良い仕事とは思いません。

トップが率先して「我々は葬儀屋じゃ無い、営業マンだ」と言う会社が有ります。

互助会大手です。

葬儀は、祭壇や,会館や、花の多さでは有りません。やはり人だと思います。今回も葬儀大手が起こした不祥事ですが、業界全体、今立ち止まって考える時期では無いでしょうか。

2年程前、大阪で安置しているご遺体を間違って火葬したのも業界大手でした。

葬儀は人です、改めて感じました。