身元保証 神戸、宝塚で行政とタイアップ。
2019/03/18
ここ暫く、身元保証の相談が多く成って来ています。テレビや新聞なんかで特集があったり
すると増えることも有るのですが、何か有ったのでしょうか。一部、週刊誌が取り上げたりして
います終活、それでも大半はお葬儀と相続です。
終活、日々大変に成って行きます。
介護の世界にも、問題は有ります。究極の人手不足、政府が必死で在宅看護を進めるのは将来
人口が減って行く中これ以上、老人施設にはお金を割けないというところが本音でしょう。冷たい
言い方ですが、もう老人問題は終わっていると感じます、人口が減って大変だと言いますが
老人は確実に増えて居ます。
後見契約もそうです、成年後見と任意後見では、全く違いが有ります。財産管理、相続問題が
大変だと言います。むしろ私達は生きている今の身上監護が大変だと考えます。この問題はきっと
これから語られてくると思います。後見人が居れば安心みたいな考えは間違いで、身上監護は
現在置き去りにされて居ます。では、なぜそれが問題に成らないのでしょうか?
一言で言えば面倒だから、財産管理で総額の何%かを報酬で貰う事の方が手っ取り早くて、
儲かります。
身上監護、日々の状態や変化、入院、手術、万が一の身元引受、私達はそちらが大切だと考えます。
若し、財産が無い、身内が居ない、お金が無い、そんな状態で入院する場合、どこに相談に行けば
良いのでしょうか。行政にも各地、市民後見支援センターは出来てきていますが、前にも問題視
しましたが、そこが単に司法書士、弁護士の紹介窓口に留まって居るなら税金の無駄使いかと
思います。独居の身元保証、万が一の身元引受に対して、明確な対応が出来るところは無いと言う
ところが現実です。
お葬儀も大変です。これは業界の話に成りますが、葬儀の件数は緩やかに増えて居ます、しかし
葬儀代は、一昔前に比べて数段に値下がりしています。その事はそれで良いのですが質の低下は
否めません。直葬が流行っています。病院から火葬場へ、それも有りかと思いますが、生まれて
人は、お宮参り、お食い初め、入学式、卒業式、結婚式、それぞれ節目が有ります。なのに、
最後はどうしてこんなにもあっさりと終われるのでしょうか。何も華美な祭壇を飾って、人を呼んで
の式が良いと言う訳では有りません。それでも最後です、明日にはお骨に成ってこの世から存在が
無くなる訳です。直葬はあまりにも寂しい気がします。それを許したのが実は葬儀屋さんで、
直葬を推進するブローカーを受け入れ、頼っているのが今の葬儀屋さんです。お陰で葬儀業界は
仕事は増えて居るのに、倒産、廃業が多くなりました。倒産していなくてもM&Aで吸収、
合併が盛んに行なわれています。又人手不足で、業界の高齢化は急速に進んでいます。
身元保証と言っても漠然として居ます。何をしてくれるのか、どこまでしてくれるのか。
和讃の会ではこの度、宝塚市社会福祉協議会とタイアップして、身元保証をさせて頂きました。
私たちが、こうなんだあぁなんだと言うより、日ごろから接しているケアマネや、ヘルパーさん
からお話しが有った方が解りやすいと思います。神戸の障害者生活支援センターさんからも同じく
身元保証に関してご相談が有り対応させて頂きました。
今後ますます増える問題です、単に身元保証はNPOの仕事と考えるより、日々接している
ヘルパーさん、ケアマネさん、又行政も巻き込んでどういった状態か、今どんなサービスが必要か
本人の周りが見る必要が有ると思います。そして各々が連絡を取り合う事でそれこそ介護、身元保証
身上監護を目的としたコミュニティが個々に出来ます。終活の形は人それぞれです。
身元保証も、人それぞれです。
先ず、自分の身の回りの人に相談してみては如何でしょうか。
身元保証、含め後見の事もだいぶ知れわたってきましたが、まだまだ難しく考えられている様です。
動いてみれば意外と簡単に問題は解決するかもです。