身元保証 来年は
2018/12/28
2018年、平成30年も間もなく終わります。この年末に来年の和讃の会の活動を占うような
出来事が有りました。
宝塚市のある老人施設の所長から電話が入りました。83歳の独居女性、今年ご主人を送りました。
施設はご主人と縁が有ってその女性とは直接関係は有りませんでした。唯ご主人を送ってから
認知が進んでいる様で現在は、自宅で所長がケアマネに成ってヘルパーさんが見ている状態だそうです。
なんとか施設に入れたいと考えて居るようですが資金の問題も有り、簡単には行きません。
宝塚の社協も積極的に動いていると聞きます。
入居するに当たって施設としてはどうしても身元保証人が要ります。それは行政にも施設でも
どうする事も出来ません。そこで私たち和讃にお願いできるかと相談が有りました。
この所長は私よりずいぶん若いですが、お坊さんに成る学校(通信教育ですが)の同窓生です。
取りあえず年末年始、一人にさせたく無いとの所長の思いで施設に短期入所してもらう事に
成りました。
先日身元保証を契約、間に合いました。所長に連れられてデイサービスに行っている本人に会わして
貰った時、泣いて喜んで居られました。これで良かったのでしょう、支払いの事に関しては、今後
所長と、社協と我々で何とか方法は探せます。そして段取りが付いたら、御主人と同じ施設で
暮らせるのが一番ではないかと私は思います。
今後ますます行政の役目は介護に関して大きく成って来ると思います。それでも当然出来る事は
限られて来ると思います。施設にしてもヘルパーさんにしても現場で一番携わっているからこそ
見える事が多くても、立場上制限される事も多いと思います。
今回の様に、施設、行政、保証人が連携していく事は大切に成って行きます。本人を中心とした
コミュニティーの設立、それが独居で居る方を地域や隣人、遠い親戚が見守る事より現実味が
有る様に思います。
2019年、混沌とした時代だからこそはっきりとした安心、それが大切ではないかと。
綺麗ごとですが、我々の活動の意味が有る様な気がします。