後見、介護、身元保証、そして浄土真宗本願寺派 僧侶が居ます
2019/03/12
和讃の会では、この度 監事を務める小泉が浄土真宗本願寺派の僧侶に成りました。
和讃の会として、身元保証から、介護、葬儀、納骨から永代供養、遺品整理はもちろん、宗派を問わないのなら、浄土真宗本願寺派のお作法で、お勤めも出来ます。これでやっと和讃の会が提唱していた終活屋が出来る訳です。
ここからは、終活、和讃の会とは全く関係のないお話し。
浄土真宗では門徒さんなら、なろうと思えば誰でも僧侶の資格を得る事が出来ます。例えばお寺の息子で無くても、門徒で有って、中央仏教学院(京都に有ります。通学は一般的には難しいですが、通信教育が有ります)を卒業すれば得度を受ける資格が出来ます。
先ず、最初に得度習礼講習会を受けます。一泊二日で京都の本願寺西山別院、若しくは各地別院でも受けられるはずです。これは全く基礎的な事で、得度は何をするかの勉強です。
ある程度の知識は必要ですが、門徒さんで在るなら問題は無いと思います。
講習会を終われば、予約をして得度修礼に成ります。
得度習礼とは、本願寺西山別院に於いて、約10日間、泊まり込みで行われます。携帯はもちろん使えませんし、外部との連絡は遮断されます。朝5時半起床、それから夜の23時までそれこそ非日常的な生活を送る訳です。何が一番大変か?それは正座です。一日役3時間の正座は、本当に体力を消費させます。最後には椅子に座ってお勤めをする様になった人は、十数人に成りました。
厳しいながらも非日常的な生活を送れたのは、人生の中で貴重な体験です。本願寺に於いても一般では立ち入り出来ない処で食事もさせて頂きました。
僧侶に成ったからと言って何も変わりません。唯、会としては対応出来る事はかなり幅が広く成るのではと、期待はして居ます。
僧侶の世界も葬儀屋さんの世界も一緒です、後継者は居てもなかなか厳しいのが現実です。そんな中で、和讃の会の活動が少しはヒントに成ればと言えば偉そうでしょうか。葬儀屋さんも受難時代です。
僧侶の世界も檀家離れ、門徒離れは深刻です。唯、檀家離れと、昨今のお葬儀事情と全く無縁では無い気もしますが。
乱暴でどんぶりなお葬儀に対して、金額が曖昧なお布施、全く別物ですが出す方にすればやはり
不信感には成ると思います。お葬儀屋さんも変わらなければ成りません、お寺さんも変わらなければ
成らない時期に来ていると思います。
ロボットが出てきたり、境内でドローンを飛ばしたり、それはそれで新しいのかも知れませんが本質は少しずれている気がします。
身元保証が出来る、介護も出来る、お葬儀も出来るお寺さん、私はそれが新しいと思います。