横浜フューネラルフェアに行ってきました
2018/07/02
毎年恒例のお葬儀業界のお葬儀屋さん向けの展示会です。去年大阪のエンディング展に行った
時思ったのですが、もうこの業界は完全に行き詰っていると思いました。
今回はそれの確認の意味も込めての見学でしたが、結論はやはり行き詰っているな!でした。
主に、葬儀関連商品の展示です。
お棺は大阪でも見ました、某有名フラワーアレンジメントをする方のデザインしたお棺。
お値段もそこそこしますが、この商品売る為に、自社のカタログに商品のカタログ写真を使えば
それだけでお金が発生します。某○○デザインと書いただけでお金が掛かります。
それは全てお客さんの負担に成ります。
もうひとつ凄かったのが、希望販売価格400~500万のお棺。
有名な楽器メーカーの職人が携わったそうで、確かにお棺の表面は鏡面仕上げです。但し
私は全く価値を感じませんでしたが。
霊柩車も昔の大きな高級車から、ちょっと小型のデザインが重視される傾向に有ります。
内装も年々豪華に成ります。LEDだの七宝焼きだの、そんな言葉が並びます。
私はサスペンションがエアサスかどうか気に成りましたが確認は出来ませんでした。
その他、携帯がそのまま遺影に使えるとか、祭壇の花の差し方まで行っていましたが、もう
する事は無くなっているのではないのかな。
全く得るものは無かったか、と言うと今回はそうでは有りませんでした。
フューネラルメイクキットの販売ブースで、私の長年の疑問を解くことが出来ました。
お話を頂いた宿原先生には感謝しか有りません。
保湿が最も大切な事、私はベビーオイルを使っていましたが、前日からでないと当日はどうしても
肌に馴染まず、ファンデーションが浮いてしまいます。専用の保湿クリームが有るという事を
知ったのは、今回最大の収穫でした。
フューネラルフェア、エンディング産業展、
年々、集客は下がっているそうです。今一度お葬儀は何が大切なのか、考える時期に来ているのでは
無いでしょうか。
親族が望むのは、故人が穏やかに旅立って行くことです。納棺はそういった意味で葬儀式の中で
重要な部分だと考えます。祭壇や会館がどうとかいう事より最も大切な事ではないのかと
考えます。今葬儀の営業に携わる人の何人がピンセットを持っているのでしょうか。
自分の化粧道具を持っている葬儀屋さんは何人いるでしょうか。
葬儀屋の営業マンが、化粧道具にこだわる様になれば、当たり前のようにピンセットと
綿花を持つようになれば、フューネラルフェアも盛り上がるのでは、と考えます。