終活に於ける身元保証
2021/01/18
就職活動の保証はしません、基本
入居保証、入院保証
先日、お電話が有りました。娘のマンションの入居保証をして欲しいとの依頼。お声も若いです、よくいっていても40代後半と思いましたが、現在娘のマンションの保証人を母で有る自分がしているが、それを代わりにしてほしいとの依頼。詳しい内容はうかがうことは出来ませんでしたが、この場合基本はお断りします。本人さんが病気で余命に心配が有るとか何らかの事情が有れば私たちはNPOです、理事会に掛けて承認を得れば可能です。
基本、高齢者支援です。高齢者に特化する訳では有りませんが高齢者優先に成ります。60代の男性から就職に関して保証人に成って欲しいと言う依頼も有りました。これもお断りしました、絶対にしないと言う訳では有りません。和讃の会と後見契約(任意後見)を結んで居て、又会の推奨する形で身元保証契約を結んで居て、その上で就職する保証人と言われれば、じっさい保証人になって居るケースも有ります。唯、就職の身元保証だけと言うのは有りません。
前にも書きましたが、終活に於ける身元保証は今後益々重要に成って来るでしょう。後見契約(任意後見)有りきが今後は身元保証有りきに変わって来ると思います。それ位、病院も施設も厳しくなって居ます。厳しいのは経営だけでは無く、スタッフの確保が問題です。コロナウイルス騒動で、それだけで仕事は増えて居ます。入館者、来館者の名簿、検温、アルコール消毒、万が一高熱の人が訪れればそれに対応しなければ成りません。マスクひとつ取っても、マスクが足らなかった頃、皆さん布で作られたと思います。でも今は病院や施設では不織布マスクでないとダメになって居ます。お洒落なポリエステルもダメだそうです。配布用も含めてやり直しです。コロナによって、現場では今までに無い仕事、気遣いが増えて居ます。ひとりの人間の為に一人の職員が付きっ切りで動く事は今後は厳しくなるでしょう。
お金の管理だけでは無い、書類の作成だけでは無い、高齢者に関わる後見人、身元保証人の役割は重要になってきます。唯、介護の事も解らず、夜間に対応できない後見人、保証人は今後、現場から敬遠されるでしょう。後見している人だけで無く、携わって居るヘルパーさんの事も考えられる後見人、保証人が求められて居ます。ワクチンが出来てひょっとすれば年内、コロナ騒動は落ち着くのかも知れません。
その時、現場の体制は大きく変わって居ると思います。その事に対応できる保証人、後見人が求められて居ます。