昭島市社会福祉協議会の動き
2021/02/28
日常生活自立支援事業の限界
社会福祉協議会への提案
少し暖かくなって、街の陽気が溢れています。単に春が近づいただけでなくコロナ騒動も落ち着いてきました。ワクチンの接種が、やっと始まり何とは無く根拠は有りませんが、安心感みたいな物を感じます。
前回に続いて、和讃の会での身元保証についてお話させていただきます。
日常生活自立支援事業と言うのが有ります。社会福祉協議会が高齢者の独居の方の生活を支援します。主にお金の管理がメインになります。月々僅かな費用で各市、区役所、町の社会福祉協議会が生活支援をしてくれます。一人暮らしで買い物や日常の相談にのってくれます、又必要に応じて金銭管理、通帳を預かってくれたりします。
意外と独居の高齢者は多いです、是非知ってもらって活用してもらえればと思います。和讃の会でもお世話をしている方、以前は市の社協でこの制度でお世話に成っていました。お金を無くす、鍵を無くす、ヘルパーさんと協力して支えて居られました。
唯、行政の社会福祉協議会が行う日常生活自立支援事業でもどうしようも無いことが有ります。施設に入居、病院に入院と成った場合の身元保証です。こればかりはどうしようも有りません。和讃の会の様なNPO法人とか、またはお身内さん、友人に頼むしか有りません。しかし実際はお身内さんと縁が遠いから行政がバックアップしている訳で、友人に頼むにも皆さん高齢な訳で、難しい問題に成って来ています。
当然我々NPO法人、一般社団法人などの民間に委託すれば費用が発生します。安いところで40万円位から高いところで200万円近くに成る場合も有ります。この費用はさすがに行政サイドも助成するすべが有りません。
今年、東京の昭島市社会福祉協議会がフローラル共済(株)とタイアップして おひとりさまサポート まもりす君 と言うサービスを開始します。和讃の会でも行っています死後に必要なお金をお葬儀保険で賄おうという訳です。お葬儀保険と言うのは各社取り扱っておりますが、何もお葬儀以外に使えないと言う訳では有りません。死後の遺品整理や死後事務委任に使っても良い訳です。じゃ誰がするのか、死後事務委任契約を請け負ったものがする訳です。本当にちゃんとやってくれるのか?
約束を公正証書にしておけばよい訳です。何も司法書士、弁護士に頼るだけが全てでは有りません、実際は後見契約は弁護士、司法書士はしますが、死後事務委任契約まではしないのが現実です。又、任意後見人は誰でもなれます。特別な資格は要りません。
社会福祉協議会の方に提案します、身元保証も大事ですが入院と成った場合、問題は身元引受です。遠い親戚で身元保証人は出来るがいざ手術となった場合、身元引受人も求められます。コロナの影響で病院も厳しい状況で、その辺は今後ますます必要性が高まって来ると思います。
日常生活自立支援事業に、我々身元保証事業者とのタイアップは必要になって来るでしょう。費用に不安が有るのならフローラル共済等のお葬儀保険を利用するのも良いかと思います。生活保護を受けておられる方も保険に入ると言う事は難しいのかも知れませんが、後々の行政の負担は軽減されます。
和讃の会では近く昭島市の社協の動きを見ながら、今やっている事をアピールして行きたいと思っています。日常生活自立支援事業にちゃんとした形で保証人が付いたら現在、行っているサービスがかなりスムーズに成ると考えます。併せて行政の債務負担も軽減すると思うのですが。