後見人が居るから大丈夫？？

最近、高齢者と言うより若い女性の方からの問い合わせが多くなっています。皆さん高齢の母親と同居、又は施設でお世話に成っている。本人は独身で親を送った後の自分の事を考えたい、そういった方から多くご相談を頂きます。

後見人についてですが、何度も言いますが、私に後見人が必要だと考えるなら任意後見しか有りません。尚且つ任意後見人は誰でも成れます、特別な資格は要りません。

後見人は士業の仕事と考えておられる方が結構いますがそんな事は有りません。又、後見人をつけて居れば安心と思われておられる方も居ますが、後見人は身元保証は出来ません（利益相反の問題）

財産の事や老後の事をある程度話を詰めたのに、いざ入院の事に成れば支払いの事はするけど、入院の身元保証にはなれないという場合で揉めているの結構有ります。

実際、後見人と被後見人との間でもめ事は結構有ります。本人が望んで居ないのに成年後見契約が成立していて、施設に入ると同時に住んで居たマンションが相場の半額以下で売られたことが有りました。謄本を上げてわかったのですが、すぐに相場の価格プラス１００万で売られていました。被後見人の方はしっかりしていて、どうしてこれで成年後見が成立したのか不思議でしたが、あとで解った事ですが、一度司法書士に連れられて初めての病院に一度行ったことが有ったそうです。本人も詳しい事は覚えてなかったので何とも言えませんが、施設側が望んで居るので、どうしても後見人が必要だったそうです。

親族さんと相談して後見人の解任請求をしました、大変でしたがなんとなく何が行われていたのか、何をしたかったのかは見えてきます、ただ法律違反は有りません。後日談ですが、この被後見人さん後に介護認定が外れてしまいました。あまりに元気ではっきり意思表示が出来る、支援も外れました。その方が介護認定３？不思議です。

又有る方は、ライフ協会で大変な目に有って、直接司法書士に後見契約を依頼しましたが、任意後見、死後事務、財産管理、遺言執行者は設定されたそうですが、身元保証は別と言われ、思惑と違うと解約を申し出たら、総額１５５万掛かったそうです。

後見人を探そうと思う前に、本当に必要なのは後見人なのか、今必要なのか、今一度考える事をお勧めします。和讃の会では、こういった問題に後見制度と家族の会に情報提供をしてもらい、今後対応していきます。又全国に有る後見制度の問題も発信して行きたいと思います。

後見人が居るから大丈夫？？そうは言えない問題がたくさん有ります。