お葬儀にルールに思う

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お葬儀のルールに思う

2022/09/08

時代とともに変わっていきます

変わる事、変わらない事

お葬儀の現場で良く言われる事です「初めてなのでどうしたら良いか」「お布施はいくら包めば良いか」「取引しているお寺さん、宗派が解らない」

突然の事で同様している上に、日程も慌ただしく、決めなければ成らない事は結構有ります。その事で、身内にやいやい言われ、葬儀屋にせかされて喪主様は大変です。今は昔ほどうるさくない?と言っても解らない事は結構有ると思います。ルールやしきたりを気にして、お葬儀で満足に故人様を送ることが出来なかった、そんなことの無い様に、ちょっと気に成った事を書いて於きます。

服装   黒の服なら今は基本問題は無いと感じます。唯喪家、喪主なら最低略礼服が良いと思います。普段滅多に切る事は有りません。わざわざ買いに行く方もいらっしゃいますが、葬儀屋さんに相談してレンタルで済ますのも有りかと思います。購入すれば3~4万は最低します、レンタルなら3千円前後で済みます。女性は黒のワンピース、もしくはアンサンブルで問題は無いと思います。又、パンツスーツは正式では無いとか言いますが、参列する側なら特に問題は有りません。

焼香   これは各宗派によって違います、念じて3回とか、念じず1回とか。

これも司会者が居る式では、会式前に説明が有ります、それに従えば良いでしょう。司会者が居ない場合、それぞれのお家の宗派の手順で問題は有りません。諸説ありますが、仏様にとってお香は食事とも言われます。故人に対する思いを込めてお供えすると言う気持ちが大切です。

香典   相場はいくらか?あくまでも参考資料と考えてください。会社の同僚、取引先2千円~1万円 親戚のおじさん、おばさん1万円~3万円、近い親戚3万円~5万円と言う所が多いと思います。連名で5人で1万円とかして居られる場合も有りますが、礼状、供養品で500円~800円はかかっている事は頭に入れて於いた方が良いと思います。又喪家で、香典辞退と言う家が有ります。本来香典は故人様に対して、線香又は、食べ物をお供えした事が始まりです。故人様に対する弔意の表れでそれを事態と言うのは違和感を感じます。わざわざ式場まで足を運んで頂いて表された弔意を辞退すると言うのはどうかと考えます。即日返しと言う方法も有ります、その辺は葬儀屋さんに相談してみるのも良いでしょう。

お布施   これはお寺さん、檀家さんとしての関係性でまちまちです。昔は葬儀屋さんの紹介寺なら10~30万円と言う所でした(神戸地区)しかし今は、ネットが有りますの時代です。紹介サイト(お坊さん便、てらくる等)で火葬式(直葬)なら3万5千円~、一日葬(お通夜なしの葬儀、式中初七日、炉前経)6万5千円~、一般葬儀14万円~と成って居ます。これに戒名料2万円~がプラスに成ります。

14,5年前に成りますか、イオンのお葬儀(これもブローカーですが)が今まで時価だったお葬儀代、お布施を明確化した事で葬儀業界、お寺業界が騒然としたことが有りました。今は当たり前の様にネットで金額が明示されて居ます。時代だなぁと感じます。それでもお布施に関して戒名料を見てみるとそこそこします、仏教界への遠慮、忖度も有るのでしょう。旦那寺なら遠慮せずに聞いても良いと思います。

立礼、答礼   最近ではコロナの影響も有り本当の親族だけで式を行うことが増えた関係、少なく成りましたが立礼が有ります。一般的に焼香の時、一番に喪主、続いて親族、それから一般の順で行われます。一般の方の時に親族側から喪主と親族代表2,3人が前に立ち焼香を終えた弔問客に軽く会釈をします。弔問客側は焼香の後、立礼者に対して軽く会釈をした後、親族席に会釈をして自席に戻ります。たまに喪主様で参拝者の中の近しい友達かどうか解りませんが握手を求めたりします。参列者の中にも喪主に話しかけたりする方が居たりします。他の弔問客の迷惑に成ります、控えた方が良いでしょう。

通夜振る舞い・精進揚げ   これも諸説有ります、その由来を考えて行けばキリが無いので、実際はどうかを考えます。通夜振る舞いはお通夜の後、僧侶や弔問客に対して、感謝と故人を偲ぶと言う意味で簡単な食事と飲み物を用意します。バイキング形式や、寿司桶で良いと思います。唯、招かれた側はあまり長居はしない方が良いと思います。最後の晩は親族だけで最後の夜を過ごしたいと考えます。

精進揚げは、斎場(火葬場)に上がり、釜に納めた後骨上げの時間の間に取ることが多いです。地域に依れば葬儀式の前に取る所も有ります。本来は野菜中心の精進するための物ですが、最近では大手の葬儀場では平気でお肉が出ます、料金も上がります。

骨上げまで付き合うのは親族と本当に近い人だけです。逆に気を遣う必要は無いと考えます。ファミレスでも良いでしょう、何も会席に拘る必要は有りません。それこそ昔話が弾むならどんな形でも良いと思います。

思いつくまま書きましたが、まだまだ細かな取り決めは地方の違いは有れ、色々と有ります。そんな事を気にする必要は有りません、大切なのは気持ちだと思います。服装がとか、ふくさが無いとか数珠が無いとか気にする必要は有りません。又その後の供養も仏教では、毎夜参り、満中陰、初盆、1周忌、3回忌、7回忌、それらを必ずやらなければと考える必要は有りません、出来る事で良いと思います。

一番大切な事は、思い続ける事、忘れない事です。それ以上の供養は無いと思います。

 

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