お仏壇 一度じっくり見てみて下さい
2023/01/25
捨てられない意味の解らない書物
もう少しかまって欲しい
先日、知り合いの葬儀屋さんの依頼で、法名だけ欲しいと言われるお家が有ると言われました。基本法名だけと言う事はしないのですが、何か事情が有るのでしょう。簡単な人物像を聞いて、法名を作りました。
暫くして、喪主様からお参りをして欲しいとの依頼が有ったと聞きました。初七日のお勤めをして欲しいと言われているそうです。お葬儀もしていないのに、初七日だけのお勤めと言うのも変ですが、最近直葬した後、何か心が落ち着かないと改めてお寺さんを呼ぶ、よく有る話です。ご縁が有ったと思いお伺いしました。
80代前半のA子さん、足が悪く若干認知が入っていると感じました。ご主人とふたり暮らしでご主人が旅立った後、公団に一人暮らしになります。幸い次男さんの家で、今春から同居することが決まって居ると聞いて安心しましたが、問題はお仏壇が二つあります。本来あるべきB家のお仏壇、その横にはA子さんの実家のC家のお仏壇(実際は神棚)さてどうした事か、本来B家にC家のお仏壇が有る事がおかしいとはとは言いませんが、今度次男さんの家に行く時に二つ持って行くのか?そしてA子さんが旅立った後、だれがC家の神棚を祀るのか。A子さん本人と娘さんに電話を掛けてもらい、C家のお仏壇を終うことにしました。A子さんの御主人の満中陰に併せて浄土真宗の形で過去帳にしてC家のお祀りをします、併せてB家の仏壇もお位牌を処分して浄土真宗の本来の過去帳にしようと。そして上、下に並べてしばらくはA子さんがお祀りをして、A子さんが旅立つ時に、C家の過去帳も連れて行ってもらうと言う形で落ち着きました。
神社支部に電話を掛けて了解を得ました、29日にすべてを行いたいと考えて居ます。
A子さん自身も、お母さまから受け継いで神棚を祀って居られました。今後どうしてよいかは解らないまま、そしてB家のお仏壇も祀られているのは二人なのに、お位牌は3体有ります。私にはその意味が解りますが、ご当家は理解はされてなかった様です。過去帳も何もされずに,埃をかぶっていました。
色々な家を廻って居ます、実はこんな事は良くある話で、もっとお仏壇かまって欲しいなぁと、思います。本尊を触るのはあまり良くないですが、お位牌はたまに拭いて上げて下さい、ろうそくの煤で結構汚れて居ます。お仏壇の壁も結構汚れていたりします。これも良くある事ですが、お仏壇の引き出しの中から古い写真が出てくることが有ります。すべてがそうと言う訳では有りませんが、縁が有るご親戚、葬儀をしなかったか、何か理由が有るのでしょう、きれいに仕舞われていたりします。後、水子と書かれて日にちは有るが名前が無い紙。生を受ける事が無かった方なのでしょうが引き出しに眠っています。数珠なんかも昔の物が仕舞われていたりします。それから意外とお宝なんかが出てきたりします。
一度、お仏壇じっくり中を整理してみませんか。