貴方の事ですよ！　　身元保証

コロナ騒動は、本当に一段落したのでしょう、和讃でお世話に成って居る弁護士の先生も行政書士も、会計士の先生も年明け忙しくなったと言っています。和讃の会でもお陰様で講演会の話も3年前に戻りつつ有ります。問い合わせも増えて居ます、きっと2025年に向けて増え続けるのだろうと予測しています。

そんな中で気に成る事がひとつ有ります。和讃の会で会員に成って居られる方は女性が殆どです、8割が女性です。ところが問い合わせは男性が断然多いです。

我々のアプローチに問題が有るのかもですが、終活特に、身元保証に関しては女性が積極的かと思います。問い合わせは男性が多いです。でもどういう訳かお世話をしているのは女性が多いです。女性の方が長生きと言う事も有るのかも知れませんが、男性の方の成約率が低いです。

私達は、この問題に関して、営業を掛ける事も、問い合わせ先の電話に、こちらから電話を掛ける事も有りません。良いですよ、安いですよと言う事も無いし、あくまでご縁が有るかどうかだと考えて居ます。

先日の電話、80代後半の男性。会費がしんどいと言われました、当会は24時間体制で緊急時に対応します。会の運営費は掛かります。預り金を取らないところが有ると言われましたが、あなたが万が一の時に、病院代の清算は誰がするのでしょうか、又預り金の要らないと言う団体はその裏に何か有るとは思わないのでしょうか。

70代後半の男性、離婚した奥様は他人です、ラインでしかつながって居ない娘さんが入院の時に駆け付けてくれるのでしょうか。財産は無い、その状況であなたのお骨をあなたが指定する遠方の納骨堂に納骨してくれるのでしょうか。

90代の男性、今は元気だからもう少し先で考えたい、どれくらい先に成ったら考えるのでしょうか。

私達は、バックキャストで考える事を推奨します。今を見て将来を考えるのでは無く、将来の自分の視点から今を振り返ります。

あなたがお骨に成りました、小さな骨壺ひとつです、さて今貴方は何処に居ますか？お墓ですか、納骨堂ですか？それは何処でしょうか？お葬儀は誰がしてくれたでしょうか？その費用は有ったのでしょうか？

お住まいは賃貸、持ち家？誰が清算してくれましたか？電気、ガス、水道、電話代。他人様が勝手に清算は出来ません。

もう少し還って来ましょう、今から10年後です、貴方は未だ一人で生活が出来て居ますか？それともどこかの施設に入って居ますか？その入居費用は有りますか？身元保証人は誰ですか？遠方の貴方に年の近い、兄弟やいとこに本当に頼めるのでしょうか？

甥や姪は、貴方が思うほど貴方を思ってくれるのでしょうか？きっと同じく高齢に成った自分の両親の事で精一杯で、それ以上の負担には耐えれないと思います。

そう考えて今の立ち位置に還って来ると何をするべきかは見え易いと思います。

身元保証人、決めて置くのはそれは今でしょう。支援１でも1年足らずで介護3に成る場合も有ります、こればかりは個人差が有り、一概には言えませんが今その案件で施設探しに走り回って居ます。

政府が社会が後見制度を勧めるのは貴方を守ると言うよりあなたの財産を眠らせないと言う意味合いの方が強いと思います。

介護の現場で、医療の現場で圧倒的に必要なのは身内の代わりとして動いてくれる身元保証人だと、私たちは考えます。身元保証人、決めて置くのに早すぎると言う事は無いと思います。