どうする??

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どうする??

2024/03/20

本当の孤独

現場の悲鳴

或る病院のケースワーカーさんからの依頼で身元保証をして欲しいと電話が有りました。独居の女性。身寄りは昔疎遠に成った兄の子供だけ。それでもお互い20年ほど会っていなかったそうで、実質は他人です。

それでも病院はほかに頼るところは有りません。本人の支払い、リハビリ病院に転院、それはケースワーカーが探せても手続きは出来ません。本人は未だ認知とは言えませんが、金銭管理、生活管理は出来ない、難しいと言った状態。何れは後見となるのでしょうが、介護認定も居りていない今は難しい状態です。

本人と話し合って、事務委任契約、身元保証契約を結びます。それでも金融機関には一度本人を連れて行かなければ成りません。コルセットを当てて、車椅子に乗って、看護師さんに同行願って、取り敢えず本人が窓口に行かないと行けません。テレビ電話でも良いのではと思うのですが、金融機関は頑として認めません。移動中もし体調を崩そうものなら、責任は何処に有るのでしょうか。

 

別の92歳の女性、プライドが高く今でも全て自分で出来ると信じて居ます。いろいろな事で、近隣の方がお金を建て替えたり、生活の心配をされたりしています。介護認定は支援1で、週一のディサービスは楽しみみたいですが、それ以外にも一人で買い物にも出かけます。

先日、転倒して通りかかりの人に救急車を手配して貰って、タクシーで帰って来ましたが財布と保険証を紛失していました。今後の事は本人も不安を感じて居ますが、さぁどうするかです。

 

70代の男性は、金銭管理が出来なく、賃貸マンションを追い出され、ケアマネから相談を受けて和讃の会で住まいを探し、金銭管理をする事に成りました。もちろん本人の同意を得ての話です。年金で何とかやって行けそうですが、すでに和讃の会で立替金が約30万円、さぁどうするか。

 

漸く、或る病院から緩和病棟へ移れた男性、癌も末期ですし、何より食事が出来なく成りました。資金もそんなに有りません。自宅は有ります、但しリバースもゲージで県社協から借り入れを起こしています。当然担保に入って居るから売る訳にも行きません。

この状態で資金が尽きた時、生活保護は受けれないでしょう、さぁどうする。

高齢者問題は、今後益々複雑化して行くでしょう。単に身元保証人が居ないとか、後見人を付けなければと言うだけでは無く、その人のバックボーンが問題に成って来ると思います。単に高齢者支援と言う言葉で、くくる事が出来ないのが現実です。さぁ、どうするか。

 

やらなければ成らないのです。

 

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