最近の神戸のお墓事情

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最近の神戸のお墓事情

2019/09/14

先日神戸新聞のおくさま手帖の取材を受けました。10月17日配布分に掲載される予定です。

補足も兼ねて、ちょっと最近のお墓の事を書いてみたいと思います。

2年前の神戸新聞にも書きましたが、今神戸ではお墓終いが、ブームです。実際墓石屋ももの凄く

忙しいです。墓終いで。

神戸で最大の大きさの鵯越墓園、昔は抽選でもなかなか当たらないと言う時期が有りました。

今では、空きはいくらでも有ります。

今年完成した神戸市の合葬墓のお陰で、墓終いした後、

そこに入る人が居ます。神戸市もそう言う方を優先して居ます。

自分で自分の足を食べて居る様な、私にはそう感じます。

(献花台は有りますが、線香蝋燭は使えません)

合祀は5万円、個別安置は10年10万円です。10年後更新しなければ合祀に成ります。ここ

は抽選で人気は有ります。唯神戸の方はご存知かと思いますが、鵯越墓園、交通はバスが主体に

なります。高齢化の中で、墓参りに市内からでも半日で帰って来るのは厳しいです。

和讃の会では、神戸では須磨寺内青葉殿、萬霊堂をお勧めしています。ここも合祀に成りますが

(個別供養5年10万円も有ります)費用は2万円と、納骨のお勤め頂くお布施3千円だけです。

大阪では一心寺が有名です。費用も2万円前後だったと記憶しております。

次にブームなのが小さなお葬式では無く?!小さなお墓です。

これは主に、石材屋さんがやって居る事が多いですが、合葬墓ではなく個別永代供養墓と言います。

それぞれが小さな石の納骨スペースが有り、大体4~5柱は充分に納骨できます。(骨壺では

厳しいので、晒の袋で納骨します)ほとんどのところが管理費等は発生しません。本当の永代

に成りますし、何より合祀では有りません。

(入口左右に献花台、燭台、線香立てが有ります)

比較的 町中に有りますし、交通の便が良いところに有ります。費用は墓石込みで40~100万

位だと思います。

一時の賑わいは無く成りましたが、納骨堂もお墓に取って変わって居ます。これはお寺さんが多い

です。

関西では、悪い意味で有名に成った梅旧院光明殿が有名です。お寺の敷地内に有る事が多く

屋内ですし、冷暖房は完備されています。

部屋の入り口に焼香器と燭台が有ります。唯、永代と言っても10年更新が多いです。

更新が無ければ合祀に成ります。費用は20万~140万くらいです。高いところは200万

500万とも聞いて居ます。

海洋散骨、散骨はしません。水溶性の有る袋に超微粒子にしたお骨を入れて港の沖合に決めら

れている場所で、放って終わりです。親族が行く場合も有りますが大体業者さんに預けて終わりです。

費用は4万~20万くらいです。

長年のお墓の形、確かに近年変わって来ていると思います。一番大きな影響はやはり

「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私は居ません 眠ってなんかいません」と歌った

事では無いのかな、考えように依ればお墓の不必要性を謳っている気がしますが、お墓を持て

なかった人、お墓に行けない人に取っては救われたのかも。

暫く、お墓は無く成るか小さく成る一方だと思います。しかし20年後、30年後、きっと又

お墓は流行ると私は思います。その時は今の墓園の形では無く、人口も減ります、お墓も減る

でしょう。墓園は公園の様に成ると思います。

お墓、良いもんです。先祖が居る、自分がいつか眠る場所が有る。敷地ももっと広くなるでしょう

そこで弁当なんか広げて、そうなった時お墓は再びブームになると思います。

但し、何年後か解りませんが。

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