最近のお葬儀とお寺さん
2020/04/25
最近のお葬儀場にお寺さんが減ってます
直葬は葬儀なのか
最近、お葬儀に行かれた人で、開式と同時にライトが消され、いきなり歌謡曲や演歌が流れてびっくりした方は居ないでしょうか。その後ナレーションの中、故人さんの写真がスライドで式場に流れ焼香は無く、献花でお別れ。
それどころか、開式も何となく、いきなり花や好きな食べ物なんか入れてそれで出棺、いえいえ病院でお迎えに来てもらって後は斎場で会いましょう、斎場でも炉に収め骨壺もらって清算して終わり。
そんなお葬儀が増えて来ています。当然供養も振る舞いも有りません。
確かにお葬儀の形は変わって来ました。でも正しくはお葬儀の形が変わったというよりお葬儀をしなくなったと言う方が正しいのでは無いでしょうか。それが良い悪いの問題では無く直葬も葬儀というならお葬儀はここ近年形を大きく変えました。
当然ですがお寺さんも出番は減って居ます。それが元かどうかは解りませんがお寺さんはどんどん廃寺になって居ます。現数コンビニより多いと言われていますお寺さん、実働数はかなり低いでしょう。お葬儀は重要な収入源です。それが減って来ています。当然ですがネット社会が出てきました。お坊さん便とか、てらくるとか。葬儀ブローカーと一緒です。ここでも価格破壊が起こって居ます。お布施の金額が明示されて、場合によればカード決済も可能です。
それを否定はしません。唯宗教者として、安いお布施の時は,読経を短くする事には違和感を感じます。お布施の金額は基本、お気持ちのはずです。金額が高い、安いで時間と言う目に見える形にしてしまえば、お寺さんは離れは加速すると思います。少なくとも5分で終わるところ15分、20分意味を持ってお勤めをしたなら、故人様も当家さんも喜んでもらえると言うのはきれいごと何でしょうか。
葬儀業界も曲がり角です、お寺さんも曲がり角ですよ。