お葬儀の現場 直葬いろいろ

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お葬儀の現場 直葬いろいろ

2020/05/01

直葬大きく分けて2パターン

直葬で解る業者の善し悪し

昨日、和讃の会の活動に対してお世話に成っている、葬儀会館の応援に行きました。神戸からちょっと外れた街です。独居の男性、自宅で孤独死でした。行政解剖が入ってお迎えは遅くなりましたが、親族さんは甥と姪家族だけです。故人様は生涯独身だったそうです。病院でいろいろ話しましたがこの場合の直葬(あまり好きな言葉では有りませんが、病院から式場安置でそのまま火葬場へ行きます)は仕方が無いのかなと思います。叔父さんの顔はほぼ初めて見るに近い状態でも、それでも警察はお身内様を探します。引き取り拒否も出来るのですが、大体皆様引き取られます。何十年振りかに有って変わり果てた姿を見せられそれでも10万円くらいは葬儀費用は掛かります。お骨上げはしませんでした、入る場所が無かったのでしょう。

今朝早朝のお迎えも、結果直葬に成りました。唯費用を払って式場に安置、お顔を見てのお別れが出来るプランです。2年前にお父さんを送られました、今は色々な意味で厳しい状態です。お寺様は呼びません。葬儀会館の計らいで切り花は用意します。お顔周りからほぼ足先まで皆さんでお花を入れてもらいます。それだけですがお葬儀の形、変わって来ていると思います。我々でさえもうお寺様の居ない葬儀に違和感を覚えなくなりました。

昼過ぎにお迎えに行った家族は故人様をおうちに連れて帰りました。住み慣れた我が家から送り出したいとの意向。これも直葬に成ります。ここもお寺様は呼びません、呼びたくても呼べない事情が有ります。言い換えればお寺様の報酬は現代にマッチして無いという事です。

直葬と言う形のお葬儀、二つのパターンが有ります。病院から結果、火葬場へ直接お送りする場合、一度は会館かご自宅で、故人様とお別れの時間を過ごして送るパターン。

後者はもうお葬儀としての地位を獲得した様に思います。この先お葬儀はすべてこうなるのでは無いかと思います。葬儀屋さんの腕の見せ所です。状況を見て切り花を用意する、色紙で鶴を折る、それで葬儀、少なくとも故人様との告別式は成立します。その辺で良い葬儀屋さん、駄目な葬儀屋さんが見えると思います。

直葬、ちょっと寂しい気もしますがこれが当たり前になるのかも判りません、答えは直ぐに時の流れが出すのでしょう。

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