任意後見で充分です
2020/06/18
大切なのは身上監護
須磨にお住いのMさん、三菱病院から北区の病院に転院に成りました。和讃の会とは任意後見契約を結んでいます。財産管理は自分で出来ます。但し、支払い等必要な場合は私たちが代行します。一番大切なのは病院とケースワーカー又はケアマネを含んで本人の為にどうするかを決める事です。決定事項に関してはケアマネでは無く私たちが本人の意思を確認します。
後見人です、リップクリームを買って来て欲しいと頼まれました。1時間2千円です。交通費も別途頂きます。
入院も長くなりました、家の換気を兼ねて、iPodを取って来て欲しいと頼まれました、これも1時間当たり2千円、プラス交通費に成ります。郵便ポストを確認して、ついでに冷蔵庫もチェックします。食品はちょっと賞味期限に余裕が有っても捨てます、次、いつ来れるか判らないから。これも後見人の仕事です。ヘルパーさんも、ケアマネも管轄外に成ります、でも誰かがやらなければ成らない事です。病院の支払いは勿論ですが、本人に成り替わって行います。後見人、正しくは任意後見受任者の仕事だと思います。身寄りが居ない場合、ヘルパーさんや、ケアマネや社会福祉士が居てもやはり出来る事と出来ない事は有ります。私たちは生前事務委任契約を本人と結びます、後見契約が必要に成るまではこちらが有効に成ります。又、任意後見契約は発動せず、死後事務委任契約に移行する場合も有ります。その場合、リスクは任意後見受任者の方に有ります。その辺が今後の課題でしょうか、いずれにしろ被任意後見人にはリスクは少ないですし、それで充分かと考えます。
今、自分に後見人が必要かもと、考えておられる方、貴方に必要なのは任意後見人です。財産管理も自分で出来ます、預ける必要は有りません。自分がどうしたいかはエンディングノートに書いて置けばよいでしょう。必要なら公正証書遺言をつくればよいだけです。
後見人、何か特別な人のイメージが有ります。弁護士や司法書士の管轄と思いがちですが、だれでも出来ます。甥っ子でも可能です。少ないですが、NPOや、一般社団法人なんかでも出来ます。
簡単に言えば契約身内です、今後足らなくなる事は必須です。後見人、終活には大切な存在です。難しく考えず一度相談だけでもしてみるのも大事な終活です。