浄土真宗本願寺派 西山別院で修行

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浄土真宗本願寺派 西山別院で修行

2020/10/28

お寺さんも受難時代

新しい可能性を求めて

いつもと内容が少し違いますが、和讃の会で事務局長をして居ます私、小泉は浄土真宗本願寺派の僧侶もやっております。現在は衆徒と言う立場で、神戸市の専照寺(神戸市北区唐櫃)に籍を置いております。上を混ざすと言う訳では有りませんが教師資格を取るために京都は桂に有る本願寺西山別院と言う研修道場に5日間のお泊り研修に行かせてもらってました。後もう5日間研修は有りますが、若し無事に研修を終えれば教師(住職に成る資格)として活動が出来る様に成ります。将来的に和讃の会の終活にサイドからサポートが出来るのではないかと考えて居ます。

研修は62歳の老体にはちょっとハードです、5時半起床掃除から始まり7時には晨朝勤行、朝食の後座学や実践教育、昼食の後も座学、夕方には日没勤行、夕食、座学終身勤行、自習、課題検定、毎晩終身は23時。こんな生活が5日間続きます。

何より大変なのは外部との接触は一切有りません。携帯電話が無いと言うだけで日常は一変します。今回はヘルニアを患って居ましたので正坐は何より堪えました。それでも若い僧侶とのコミニュケーションは楽しく、獲る事も多かったと思います。

今、宗教界も大変です。お葬儀でもお寺さん離れは起こっています。仏壇離れ、お墓離れ、全てが宗教家が携わって来ていた事が衰退の一方です。原因は色々有るでしょう。それに輪をかけたのがコロナウイルス騒動です。定期的な月参りも、今夏のお盆参りもコロナの影響で激減しました。お寺さんにとってはかなり深刻な収入源に成ります。門徒(檀家)離れも深刻です、そんな中で若い世代がどうするか皆必死に模索して居ます。皆まじめないい子たちです。

提案はしてみました、皆さん、身元保証をしませんか、後見契約しませんか、お葬儀しませんか、遺品整理も、仏壇終いも墓終いも、そんなに難しい問題では有りません。我々の様に一般を相手にするのではなく門徒(檀家)さんから始めて見てはいかがでしょうか。お寺さんと門徒(檀家)さんの間にはすでに信頼関係は有ります、後、技術的な事は和讃の会が提案します、身元保証、後見契約、そんなに利益が上がる仕事では有りません。やり方さえ間違えなければ赤字には成らないと思います。それで門徒さんに大きな安心が与えられるなら、そこからお寺さんを中心にした新しいコミュニティが生まれるのではないでしょうか。

来年1月末、寒い京都で後5日、後5日頑張ります。お寺さんを中心とした新しい終活の形を夢に見ながら。それの為なら老体に鞭打って、涙目に成りながら心折りながら頑張ろうと思っています。

コロナウイルス騒動、いろいろな生活を変えてしまいました。唯、ひとつでも良い方向に変わればと考えて居ます。いや、変わるんじゃないかな。

 

浄土真宗本願寺派 衆徒   釋  一道

 

 

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