入居保証・入院保証 施設の方への提案
2020/11/08
身元保証人の役目
今後に求められる事
兵庫県では連日コロナの新規感染者が30人を超えて居ます。最近ではアメリカの大統領選挙でニュースは持ちきりですが、これから寒くなるに連れて感染者はもう少し増えるでしょう。日本ではロックダウンとは行かないまでも又、外出規制等が起こるとコロナも大変ですが経済も大変に成ると思います。今夏、知っている飲食店が少なくとも私個人で3件閉店に追い込まれました。クリスマス、忘年会、新年会等が自粛と成ると来年の春までに日本の経済はガタガタになるのでは無いでしょうか。心配しても仕方は無いのですが、マスク、手洗い等自主規制で対応するしか有りません。
そんな中、本日有る施設の入居契約に立ち会いました。後見人は和讃の会、保証人は別の知人です。前にも書きましたが保証人と後見人は密に連絡を取れることが大切に成ります。施設に看護師が居てもいざ通院と成った時、医者が施設に来てくれるのか、又は病院に行かなければならないのか、その場合誰が同行するのか。現状は施設が動いてくれる所は有ります。しかし、通院介助はしないと言う施設も有ります。施設で通院介助、出来ないところ、しないところ、今後は増えると思います。そうなると、実際その傾向が強くなってきている気がしますが有償で後見人、身元保証人を請け負っている業者の仕事は増えて来ます。
後見人の仕事は財産管理と身上監護(看護が正しいと思います)です。今までの後見人は支払いはするけど現場の事はヘルパーさん、施設に任せっきりだったと思います。今後はそれが出来にくくなると思います。やはりコロナの事が影響しているのでしょう、施設の清掃、消毒はここで終わりと言うのが有りません。高齢者施設には今までに無い緊張感が有ります。今までになかった仕事も増えて居ます、現場の負担を考えた時、本来身内がするべき事は後見人や、保証人の人に頼むのは当たり前に成ると思います。
今回有る施設の方からご相談が有りました、施設を気に入って頂いて契約の段になってどうしても保証人が居ない、泣く泣く契約には成らなかった、しかし契約しても施設から通院と成った場合、どこまで対応するのか。
和讃の会では基本契約金以外月の会費等は発生しません。但し、通院介助と成ったら1時間2千円で活動します。但し、後見契約又は、身元保証契約をしている方に限ります。このサービスは一般の方には適応して居ません。
後見人でも保証人でも請け負えばそれは契約身内です、お身内さんとの違いは費用が発生する事です。
今年の夏お葬儀の手伝いで神戸のNPOさんが後見契約されて居る方を深夜お迎えに行きました。お身内さんが居ない様でこの場合、死亡届は病院長又は家屋管理人に成ります。どうするのか、NPOは来ません。待てないので取り合えず会館まで連れて行きます。よく昼にお見えに成りましたが死亡届の関係上火葬は翌日に成りました。今まではこんな事当たり前でしたが今後は厳しくなるでしょう、葬儀屋の立場として一日延びると言う事は会館を押さえる必要が有ります、ブローカーから回ってきた仕事にもうそこまで譲歩する体力は葬儀業界には無いと思います。
同じ事が高齢者施設にも言える訳で、後見人が付いているから安心と言うだけでは無く後見人がどこまで動けるかが大切に成って来ます。行政の自立生活支援事業などとタイアップするする事で施設の負担はかなり減るのでは無いでしょうか。つまり後見人も選ぶ時代に成って来ています。何もしない、机の上でお金の計算だけする時代は終わりました。
後見人、保証人、コロナの影響でその仕事も複雑に成ると思います。それに対応できるのが高齢者を支援する後見人と成れると思います。