コロナ騒動 施設訪問 又厳しくなります
2020/12/05
緊急事態宣言の出る前に
後見人はアシスタントデレィクター
例年ならばこの時期、年末を控えクリスマス、忘年会で街も心もウキウキする時期です。しかし今年は違います、コロナ騒動は全く衰えることは有りません。それどころか第3波はこれまでよりずっと影響は大きくなった気がします。連日の報道で、慣れてしまって気持ちにゆるみがあるのかも知れませんが、兵庫県でも連日感染者は100人を超えています、200人近くなるのも時間の問題かと思います。
他府県で、病院、高齢者施設でのクラスターが発生しています。今のところ何も発表は有りませんが近いうちに兵庫県、神戸市も外出自粛要請は有ると思います。和讃の会ではこの時期、2件の施設への引っ越しを抱えて居ます。お二人とも施設にはそれぞれ入居は済まされ落ち着いては居るのですが、やはりする事はまだまだ有ります。今までの家での暮らしから、施設での生活。食事なんかは心配は有りませんがそれでも生活して行く上で足らないものは出てきます。携帯電話の手配、これ案外大変でした。世間では未だ任意後見契約についての認識が有りません。後見契約=成年後見契約に成ります。本人が意思決定して代理で動いている、そのための事務委任契約ですが、知識の無いショップや、面倒がるショップでは先ず理解しようとしません。
○○ではこのように成って居ます。と言い切ります、自社のパンフレットに任意後見人と書いて有ってもその違いが判る人は少ないです。3件目の携帯ショップで漸く機種変更が出来ました。
電気行火が欲しいと言われます、寒くなるからそれも考えなければ成りません。炬燵が欲しいと言われます。高齢ですから通常の座るタイプより椅子で使える炬燵が良いでしょう。
捜します、これも後見人の仕事です、日常の不備を施設と話しながら解決していく、それが身上監護(看護)です。立派な後見人の仕事だと思います。知り合いの弁護士が事務所に遊びに来てまして、彼が面白い話をしてくれました。
「基本、相続が絡んで無いと弁護士は後見契約はしないよ、司法書士の仕事やな。」意外でしたが弁護士は基本後見契約はしないそうです。すべてがそうでは無いでしょうが、但し、炬燵は買いには行かないでしょう、きっと司法書士で有っても。
我々NPOでも任意後見契約は結びます、むしろ身上看護に重きを置きます。緊急事態宣言が発令される前に、やる事はまだまだ有ります。面会に規制が掛かれば日常に影響が出ます。
被後見人も初めての場所で、新たな生活が始まります、施設も初めての人を受け入れます。不安に思うのはお互い様でしょう。そこに後見人の役目が有ると思います。お金の管理も大切ですが、本人の意思が尊重されます。むしろ日常生活を円滑に過ごす為に後見人に何が出来るかが問題です。医療の現場だけでは有りません、介護の現場も万年人手不足です。クラスターが発生すれば、たちまち生活に仕事に影響がでます。双方が困らないように、後見人には被後見人の生活のディレクターとしての立場も求められます。時にアシスタントとして、電池ひとつ、下着1枚買う事も有るでしょう。
本人に出来ない事、施設に出来ない事、それらの問題を処理していくのが後見人です。後見人は契約身内です。財産が有ろうが無かろうが、相続が絡んでいようが関係無かろうが必要な存在です。それがクリア出来るのはNPOだと思います。