コロナの影響、身元保証まで
2021/01/07
選ばれる後見人
医療・介護従事者の負担の増加
新年が明けて落ち着いた時間を過ごせたのは僅かで、今年も又動きが慌ただしくなりました。関東では、コロナでの非常事態宣言が発令され、近畿も大阪、兵庫、京都で昨日、緊急事態宣言が発令されました。私達は年末に大方の案件は落ち着きましたが、新たな案件に関して又動きが取れなくなります。本人と会えないと言うだけで、施設の職員さん、看護師さんを通じて所要は片付きますので特に問題はないのですが、それでも長い方はもう1年直接の面会はして居ません。早く収束をする事を願いますが、暫くは続きそうです。会として資金繰りもそうですが、本年度の活動方針を今一度見直す必要が有ります。それでも去年に比べて町の往来は、緊急事態を感じさせないと思うのは私だけでしょうか。少し緊張感が無い気がします。
そんなあわただしさの中、神戸の老人ホームの施設で責任者をして居る方とお話しをしました。この度、全職員がPCR検査を受けることになったそうです。今のところ問題は有りませんが、万が一の時に、施設ではクラスターに成る可能性が高いです。現状、介護の世界も人手不足は深刻です。そんな中で、クラスターになれば職員はたちまち数が足らなくなります。考えると恐ろしいと嘆いてました。しかし、PCR検査は施設として避けて通るわけには行きません。昨今、医療崩壊が言われていますが、介護施設でもそうです。介護も、医療も必ず人がやらなければなりません。まだまだ機械が手助けすると言うのは先の事です。人が居なければどうにもならない現場に、人が入れなくなる、居なくなると言う事は、本当に大変なことです。
先日も書きましたが、やはり身寄りのない高齢者の後見人、保証人をしている方、または事業者の負担はこれから増えて来ると思います。今までは施設に任せていた事もこれからは身内として動かなければならない時期に来ています。むしろ後見人より身元保証をしている方のニーズは高くなるでしょう。後見人は利益相反に成ることを理由に入院に関して同行することは有りませんし保証人にもなりません、しかし実際には後見人にしか医療や治療方針の説明はしないと思いますが。
ちょっとした診察なんかは、ほとんどが施設の職員が同行していると思います。これからはそれが難しくなってきます。後見人、保証人、または携わっている身内の方に求めらると思います。、つまりそれが出来ない人は受け入れたくても施設では受け入れられなく成ってくると考えます。医療崩壊と同じで、介護施設でクラスターが発生した場合、日常業務以外はもう対応出来なくなります。
施設の責任者の方は、認めはしませんが苦笑いはして居られました、私たちがお付き合いをしている施設には契約時、そのことをはっきりさせる施設も出てきています。どちらかと言えば新しく建った施設はその傾向が強いです。昔の慣習を引きずらない様に、親切で行った事で自分の身が壊れないように。
コロナ騒動はその辺のしがらみを一気に吹き飛ばしました。昔は大丈夫だった事が出来なくなっています。任意後見人選び、身元保証人選び、これからは難しくなって来ます。