任意後見・身元保証大きな動き 神戸
2021/12/16
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NPOが活躍する意味
先日東灘の、認定NPO法人 はんしん高齢者くらしの相談室さんで居住支援勉強会が有り参加させて頂きました。久しぶりに良い会議、勉強会だったと思っています。はんしん高齢者くらしの相談室さんは、当会と同じくらいにNPOに成られて高齢者支援を続けて居られる団体です。私がこの会に興味を持って今回参加させて頂いたのは、高齢者支援をしている団体で数少ない認定NPO法人だからです。老後資金から不動産、成年後見(任意後見)からお葬儀、遺品整理まで活動の間口は大変広いです。今回の勉強会では身元保証に関して和讃の会とタイアップは出来ないだろうかと言う事も案件として有りました。
こういった活動をしているのは一般社団法人が多いです、詳しくは割愛しますが簡単だからです。届ける必要も有りませんし、又報告する義務も責任も有りません。NPOは届け出、認可はもちろんですが毎年の活動と決算の内容は財産目録も併せて報告する義務が有ります。
又、会計の内容に関しては開示義務も有ります。当会もホームページ上に毎年の決算報告は上げて居ます。身元保証をするうえで当然必要に応じて預り金(ほとんどが入居保証金)としてお金を預かります。その辺の動向は見えるべきだと考えます。解散も勝手には出来ません。行政に届け出なければ成りません、勝手にやめる訳には行かないのです。
そういった意味でNPOは設立も解散も厳しい条件が付きます。まして和讃の会でもそうですが、終活と言うことはすべての人がオーダーメイドになります。AさんとBさん、子供居る居ない、結婚している、していない、離婚している、身内が居る居ない、すべてがそれぞれです。
終活、高齢者支援に関してはこれから増えてきます、何よりマンパワーが必要に成って来ます。それでいてマニュアルは出来ません、それぞれが違うからです。今回はんしん高齢者くらしの相談室さんと横のつながりが出来たなら、和讃の会にとっても本当にありがたいことです。
各々が行政とつながるのでは無く、また別々で高齢者を支援するのでは無く、業者間で横の情報交換が出来たら何より素晴らしいと思います。一般社団法人を含め高齢者支援の団体は数多く有ります。それが横の連携が出来ていないことは活動を大きく遅らせて居ると思います。
間もなく2021年も終わり、2022年がやってきます。和讃の会では、携帯アプリを使っての見守りサポートに、費用は掛かりますがアルソックさんと業務提携、出先だけでは無く、在宅中の見守りサポートも開始します。私たちも発信していきますが、まだ知らないことも多く有ると思います。理想ですが我々高齢者支援のNPOと行政と、もっと密に連携出来たら、今後の終活について大きな一歩に成ると期待するのは少し大袈裟でしょうか。