今年初めての講演会です

１日、神戸の東灘に有るはんしん高齢者くらしの相談室で第５期第５回目の講師として身元保証についてお話をさせて頂きました。今回ははんしんさんの会員様の中から抽選で８名様でしたが、皆様真剣にメモを取られ自分で言うのも変ですが、充実した講演会に成ったと思います。

意外と知らない、後見人は身元保証は出来ない、医療についての諾否は出来ない、本当は財産管理だけでは無く身上監護の問題についても、実際は後見人が居るだけでは、蔑ろに成っている現実についてお話させて頂きました。一番大切なのは入院した時の身元保証、数々の案件の承諾、万が一の時の身元引受です。

今年に入ってから相談件数は確実に増えて居ます。多分いままで何となくで、済んで居たことが年々厳しくなって来ているのでしょう。病院もコロナの問題で経営は厳しくなって居ます。

終活に於いて、とても大切な身元保証人、その割にあまり語られることの無い身元保証。世間にはビジネスとして身元保証を捉え、F.Cの身元保証業者が有ります。本来は身元保証はビジネスには成りにくいと思います、労力の割に儲かる仕事では有りません。それをF.C展開するのはかなり無理が有る様な気がします。受益者負担が増えるような気がします。それとNPOと一般社団法人は全く違います、我々NPOは決算状況も毎年行政に報告する義務が有りますし、又ホームページ上でも公開しています。一般社団法人は公開義務も有りません。預り金等は当然発生すると思うのですが、その辺もはっきりしない業者は多いと思います。

昨年末、総務省が身元保証業者の実態調査に乗り出しました、当会にも調査が入り、財務から契約書まで全てを点検して行きました。今後何らかの形で身元保証に関しても法整備が進むことを期待します。

和讃の会では、交通費さえ頂ければ近畿圏何処でも講演にお伺いします。（近畿圏以外の方はご相談ください）後見契約、任意後見契約、身元保証について不安に思う事が有ればいつでもご相談下さい。