エンディング産業 善し悪しの見分け方その2  お寺さん

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活動報告ブログ 終着点の見つけ方

エンディング産業 善し悪しの見分け方その2  お寺さん

2019/04/19

前回も書きました、介護から遺品整理まで。エンディング産業今、大変な事に成って居ます。
前回お葬儀のお話しで終わりましたが、お寺さんもエンディングに欠かせない存在です。
お寺さんも大変です、やって行けないのです。お葬儀は増えて居るのに、敢えてお寺さんを
呼ばない人が増えて居ます。音楽葬とか自由葬(これも勝手に葬儀屋さんが命名しました)
お別れ会とか、そんな形が増えて居ます。
どれもお寺さんを呼ばない葬儀の形式です。直葬もそうですが、お寺様を呼ばない葬儀は確実に
増えてきています。
お寺さんが大変です、それに追い打ちをかけたのがネットブローカー(悪い人たちでは
有りません)です。お坊さん便  お坊さん・COM
一番簡易なので、斎場の炉前でお勤めを頂いて3万5千円。法事関係なら2万7千円から有ります。
こうなるとお布施と言うものが一体何なのかと考えます。
それこそ全国地域によって違います。各宗派によっても違います。お寺さんでも変わります。
お坊さん便が悪いとは思いません、むしろ明朗会計で解りやすいです。それに太刀打ち出来なく
成って居るのが今のお寺さんです。葬儀屋さんと似て居ます。

20年後、お寺さんは今の半数に成ると言われています。色々工夫はして居るみたいで、テレビにもたまに出てきます。お寺でプロジェクションマッピングをしたり、DJ風のお寺さんだったり
訳の解らないのがお釈迦様をドローンに乗せて飛ばしている寺も有りました。意味が解りません。
お寺さんが、喫茶店やバーを経営して、そこで法話なんかするそうです。これは経営努力と
思います。

神戸の西の方では今もお布施が三桁の話も有ります、もう理解の外です。そのお寺様有名で
今も開式の時には導師入場は全員起立で迎えます。お寺様の方から言います。平成の時代も終わるというのに、未だこんなお寺さんが居ると言う事が不思議です、でもそれが日本の宗教感と言えば投げやりですかね。

ちょっと前に問題に成った納骨堂の大阪の梅旧院、私は私設の納骨堂だと思っていましたが立派な宗教法人です。テレビでCMガンガン流していましたが、宗教法人ならやはり違和感は有ります、宗教法人法に抵触するようなあの行為が認められていたのか私達には知る由も有りません。
こんな曖昧な状態に、何となく大衆が嫌気を感じてのお寺離れだと私は思います。

 

お寺の方も色々考えて居ます。得度(僧侶に成る為の最終検定みたいなもんです)で、一番時間を割いたのが、お勤めの時間ですがその次に時間を割いたのが門徒(檀家)離れをどうするかと言う事です。今後の傾向は見えて居ますが、対策は全く無い状態です。
さてじゃどうするか、お寺さんと葬儀を含めてのお付き合い
①興味が無ければ付き合わない

②過去にお付き合いが有るが今は全くお付き合いが無い場合、付き合うか考える。付き合うならお布施も含めて費用は相談する。最近はお気持ちでは無く、聞けば金額をはっきり言うお寺さんが殆どです。

③宗派は解るが寺が無い、ネット社会です。調べればいくらでも出てきます。それでもせめて
電話では無く、自ら訪問しましょう。面と向かって話をすれば意外と落としどころが見えたり
します、メールはだめです。
④葬儀屋さんに相談する、これが一番多い気がします。それほどお寺さんとの付き合いは希薄に
成っています。但し、若干お布施は高くに成ります。

 

お葬儀と宗教、葬儀屋さんやお寺さんが思う以上に関係性は薄く成っています。その事に未だ
お寺さんも大半が気付いていない気がします。
お布施も含めて仏事も終活のひとつです。全く無視するか、無視できないか。どうするのか。
余り語られませんが、とても大切な終活(エンディング)だと思います。

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