成年後見契約に思う
2018/12/01
和讃の会では、予てより任意後見契約は数件結んできました。身元保証も数件契約頂いています。
唯、成年後見に関しては積極的では有りませんでした。私たちが後見の話をする方は高齢でも
意思がありその必要は無かったからです。
先日知り合いのNPOさんから話を聞きました。障害を持っておられる方の後見契約に付いてです。
私たちの活動では高齢者の認知症が後見と結びつきますが、知的障害を持った人たちにも
後見契約は欠かせない問題です。高齢の親が障害を持った子供の将来を考えて、各機関に
相談をしているのは結構有るそうです。
任意後見契約ですが、これは何か有った時の事を考えて、本人の意思で契約を結びます。公正
証書にして又解約も公正証書を持って成立します。
契約を行った後でも、後見人としては何もする事は有りませんし、出来ません。
成年後見契約は最初に、裁判所の許可を得なければなりません。一般に司法書士、弁護士が
することが殆どですが必要に応じて、お身内さんがすることも有ると思います。
我々も、積極的に後見の勉強をしていこうと考えますが、実際はどうすれば良いかは難しい
問題です。神戸には後見支援センターが有ります。
相談に行きましたが、何も知識のない人間には解りづらいと思います。
個人的感想ですが、社会福祉士と名乗る女性から「勉強してから来てください」と言われました。
おばちゃん、知識が無いから相談に来ている訳ですよ。私たち裁判所にも行きますし、それなりの
経験はしているつもりです。その人間に「勉強してから又おいで。」では何も知識のない経験の無い
人には結局お金を出して、司法書士に頼むしか無い訳ですかね。
行政がやっている成年後見の支援、結局司法書士の紹介窓口になって居る気がしました。
これから成年後見は増えてくると思います。
社会福祉士のおばちゃん、いいかい?!司法書士にお金が払える人ばかりじゃないんだよ、世の中。
みんな手探りで必死な訳です、結局は人です。おばちゃんに相談が行かない事を願います。