変わりゆく終活 神戸市鵯越墓苑の合葬墓(合祀墓)

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変わりゆく終活 神戸市鵯越墓苑の合葬墓(合祀墓)

2018/11/08

今年の夏に神戸の鵯越墓園に、合祀墓が出来るとは聞いていました。久しぶりに行く用事が有って

現地を確認して来ました

場所で言えばちょうど南門と、北門の中間くらいの処に有ります。総数では10,000体納骨が

可能だそうで第一期分は完売したそうです。

 

 

 

費用は1体50,000円で個別納骨は10年で100,000円、継続が50,000円だそうです。

使えるのは当然神戸市民に限りますが、今、墓石屋さんは大忙しだそうです。

お墓が売れているわけでは無く同じ鵯越墓園の、敷地内の墓終いが人気だそうです。

後を見る人が居ない、それなら墓を終って合葬墓に入ろうと言う訳です。鵯越墓園行った方なら

解ると思いますが、結構空き地が出ています。神戸市が始めた合葬墓、結果空き地が出来る事を

推進させてしまいます。

しかしそれが時代なのかも知れません、むしろこういった形の合祀墓は明石にも有りますし

神戸は、行政が管理するという事では後発でした。

 

お仏壇もそうです、昔ながらの仏壇と言うより簡略化された、家具調の仏壇が人気です。

引越しをきっかけに昔から有るお仏壇を変える相談はよく有ります。ほとんどの場合、昔の

お仏壇より大きく成る事は有りません。

お仏壇の中は満員電車の様にお位牌が一杯で、尚且つ浄土宗なのに、不動明王のお札が

入っていたりして、ぎゅうぎゅうに成って居ることも有ります。

33回忌過ぎれば新たに先祖代々のお位牌を作って、弔い上げを契機にまとめて行くことも有ります。

リビングや書斎の片隅にお洒落に飾られているお仏壇を見ると、時代かな?!と思ったりします。

 

お葬儀も家族葬がすっかり定着しました。業者間では親族、一般を含む式は「普通の式」と

呼んだりして、もう一般を呼ばずに親族だけで送るという事は当たり前に成りました。直葬と

言う言葉が有りますが、あれは葬儀では無いと思います。

葬儀屋さん自身も大変な時代に成りました。自分で自分の首を絞めたのですが家族葬を押すばかりに

関連業者が苦しんでいます。一番は供養品屋さん、私たちの周りでも廃業する人は多いです。後、

料理関係。街で仕出し屋さんはめっきり減りました。法事の後の膳、精進揚げ、そういったものは

家族葬が増える中で不要な葬儀の慣例に成って行きました。

 

色々な事が変わって来ているのはきっとネット社会も影響しているのでしょう、必要な情報は

いつでも手にはいります。スマホの普及は良い意味でも悪い意味でも終活の形を変えてきている

気がします。消費者が、分単位で変わって行く、それに業界が追いついていないのでは。

終活の問題はそこら辺にあると思います。

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