ちょっと変だよ お葬儀業界
2019/01/12
私たち和讃の会の立ち上げの理由のひとつに、高いお葬儀代を何とかしようと思う人たちが
集まったのがきっかけで有りましたが、昨年度振り返って見るとお葬儀業界、なんやら色々な
動きが有る様です。
業界を席巻しているのは 小さなお葬式 と言うネットブローカーです。もうこれは圧倒的
と言えるくらい施行件数は年々増えています。
但し、ここは小さなお葬式と言うブローカーで葬儀会館は持っていません。お葬儀もしません。
実際に、小さなお葬式の施行をするのは契約している町の葬儀屋さんです。ネット社会です、
発注を受けると、その地域に契約している葬儀屋さんに仕事を振ります。そうすると町の葬儀屋
さんは、小さな葬式として仕事受けます。
値段は決められています、基本追加料金は発生しません。そして葬儀屋さんが集金した後、金額の
何割かを小さなお葬式に払います。私が知る限り3割持って行かれます。利益では無く売りの
3割です。大変やと思います。
当然過去には、葬儀屋さんが追加で仕事を取って、トラブルに成ったことも有ります。
それでも施行件数は断トツなのではないでしょうか。
小さなお葬式も対策として業者の選別にかかっています。当然、問題の無い業者に仕事が回って
問題を起こす業者は淘汰されて行きます。
昨年も、何件かは、倒産、廃業をしています。お葬儀屋さん受難時代に入りました。M&Aも
盛んに成って来ています。もう、お葬儀だけではやって行けない時代に成っています。
それでも横浜で有ったフューネラルフェア(お葬儀業界の展示会)に行ってつくづく思った
のですが、この業界には全くと言っていいほど危機感は無い様な気がします。
500万円(仕切りが)のお棺、LEDを使った省エネの祭壇、工夫を凝らして単価を上げる
骨壺、低燃費の霊柩車。
明らかに、業者にはメリットは有っても顧客に対する提案はひとつも無かった気がします。
だから簡単にネット社会に飲み込まれて、今や小さなお葬式やイオンのお葬儀に太刀打ちは出来なく
成っています。少なくとも神戸では小さなお葬式、イオンに係わって居ない町の葬儀屋さんは
居ないと思います。小さなお葬式は大手互助会も係わっています。
少なくとも、お葬儀の単価は、後15%は下がると思います。
それに太刀打ちできるようにして於かないと益々厳しくなるのではないでしょうか。
知り合いの互助会の幹部がこぼしていました。今の人は互助会を理解していないと。
結婚式やお葬儀と、互助会とが結びついていないのでしょう。
業界の人離れも大変です。一人親方が勝つ時代に成っています。
業界に携わっていない人には関係のない事ですが、2019年大変な事が起きる気がします。