独居の終活  お迎えが来た時に

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ブログ 終着点の見つけ方

独居の終活  お迎えが来た時に

2020/10/12

一番大切な問題

バックキャストで考える

独居の方で終活を始めておられる方の、一番の理由は人に迷惑を掛けたくないと言うのが多いのでは無いでしょうか。若しもの時、誰が自分の最期を責任もって送ってくれるのか、終活で一番大切な事はそこだと思います。

病院で入院中だった場合、入院に際して保証人、又は身元引受人は居るかと思います。万が一の時は保証人(身内が居る場合お身内さん)に連絡が入ります。夜中でも連絡は入ります、生死に関係なく病院に行く事に成ります。亡くなった場合は、これも病院の都合に成りますが、直ぐに葬儀屋を手配する様に依頼されます、心配しているのは葬儀の事では無く早く病室を開けなければ成りません。大きな病院に成れば霊安室が有ります、そちらに移動に成ります。時間帯にも依りますが、食事の前は避ける場合も有ります、業者も出来るだけ裏口から患者さんの目に触れないように運びます。やはりストレッチャーに白布で包まれて運ばれるのを見るのは患者さんにはしんどいものが有るのでしょう。その辺は病院の気配りと考えても、時間帯に依っては待つ事も有ります。保証人に成った人にはその辺で迷惑を掛ける事も有ります。

相続よりも本当に大変なのは届け出を誰がするかです。戸籍法第87条に記載されている人は独居の方には難しい問題が有ります。

同居の親族

その他の同居者

地主、家主又は家屋管理人

死亡届が無いと火葬許可申請出来ません。終活ではその辺を考えておいた方が良いと思います。同じく貯金もそうです、亡くなれば基本法定相続人しか請求は出来ません。後見人も亡くなった時点で契約は終了します。そのための遺言ですが、誰が執行するのか、弁護士に依頼すればそれなりの費用は発生します。

施設に入居して万が一の場合も一緒です、保証人が身元引受をする事に成ると思います。但し老人ホームやグループホームに長く入って居られる方は殆どが住民票も移しておられますし、生活基盤がそこに有ります。片づけは比較的簡単に済みます。施設でお葬儀を出すことも多いです。

若し、道を歩いて居て発作を起こして亡くなれば、病院に運ばれるか、ほとんどが警察の手に依って行政解剖に回ります(神戸市の場合)その間に警察が本人確認をした後、身内を捜します。神戸大学の横の観察医務局に行かれた方も有るかと思います。身内が引き取り拒否、又は居ない場合、亡くなった地域の区長が葬儀をします。火葬のみ、遺骨は5年間保管された後、最終、安らぎの丘(鵯越斎場となり)に合祀ですが埋葬されます。

死ぬことばかり書きましたが、一度バックキャストで考えて見ては如何でしょうか。未来(死ぬ時)から今を見てみると何が足らないか、何が必要か、比較的見えてくるのではないでしょうか。個々によって事情は違います、又今から将来を見るのでは無く死んだと考えて未来を想像して見て下さい。終活、やる事はみえてくるのでは?と考えます。

 

 

 

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