NPOでもお葬儀はします
2021/07/05
故人様への思い
身内だけのお葬儀
6月後半から7月にかけて、お葬儀が2件有りました。どちらも前からご相談を受けて居た方ですが、おひとりは相談を受けてから5年目に成ります。幾度か危ないと言われながら本当に頑張りました。未だ60代でお若いですが、もともと障害が有って大変な時期を妹さんと過ごされました。最後はコロナの関係で病院には妹さんは居れなかったようですが、本当にご苦労様でした。
式は妹さんと妹さんの息子さん二人だけで送りました。妹さんのリクエストで花祭壇を組みました。一般さんは無く、通夜振る舞いも、精進揚げも有りません。せめて祭壇だけでも豪華にと、寂しくない様にとお花は殆どをお棺に切って収めました、顔が見えないくらいに成って満足してもらえたでしょうか。
お葬儀屋さんによっては故人の尊厳を守るとか言って花祭壇は切らないところが有ります。祭壇はリースです、なんて言うお葬儀屋さんも在ります。要はお花の使いまわしです。そして弱ったお花を切って篭花にしてお棺に入れます。今もそんな商売がまかり通って居るのが葬儀業界です。
二つ目の式はお母様ががんで旅立たれて、時節柄お子様3家族だけでのお葬儀でした。女性と言う事でピンクと赤を基調にして花祭壇を組みました。
今やお葬儀屋さんは儲かる時代では有りません。お葬儀屋さんが悪いのですが、直葬、家族葬の時代です。それでも本来がお葬儀とはご近所さんが助け合って自宅で行ったものです。物知りな長老や自治会長なんかが仕切って、皆でするのがお葬儀でした。
そう考えればお葬儀屋さんは有料の長老です、段取りするのが仕事です。ボランティアとは言いませんが求められるのはホスピタリティです。本来が儲かる仕事では無いのでしょう。それでも後の、法要、納骨なんかもすると薄くですが利益は出ます、そんな物なのでしょう。
NPOですが、お葬儀もします、納骨もします、特別な資格も必要有りません。やろうと思えば誰でも出来ます。唯、手続等は煩雑ですが。
終活の中で大切なお葬儀は、ここ暫くで形を変えました。同じく宗教者の関わり方も変わって来ました。身元保証も、後見人もそれぞれでの形が有ると思います。いつまでも定型句の様に同じことをしていては時代に取り残されます。
NPOですが、お葬儀もします、納骨も墓終いもします、必要に応じて身元保証も、任意後見もします。
終活に対する和讃の会の解答です。