本当に必要なサービスは  任意後見人に求められる事

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本当に必要なサービスは  任意後見人に求められる事

2021/12/03

かゆいところに手が届かない

本当に必要な事

施設に居ます。介護タクシーを待って、会員様とお買い物です。この会員様は現在、特養に居ます。未だ入ったばかりで荷物も揃って居ません。前回、服を買いに行きましたが、収納スペースが足りません、パイプハンガーを買って届ける序に、前回買えなかった帽子、靴、小物の買い物に行きます。100均も久しぶりです。たまに外に出るのも良いものです。但し、長時間は厳しいですが。

帰ってこの方の相続関係の書類を説明して署名、捺印を頂きます。手続きは弁護士の仕事に成りますが、細かな説明は何度もしないと理解は難しいです。まして株式、不動産が複数と成ると書類も多く成ります。一つずつ作り上げなければ成りません。さすがにこれは施設の職員やヘルパーさんの仕事では有りません。だからと言って弁護士や司法書士はそこまで説明はしないでしょう。認知では有りません、理解に時間が掛かるだけです。

 

昨日は又違う施設から役所に行くのを同行しました。この方も相続が有ってマイナンバーが解りません。マイナンバーが入った住民票をあげるのに本人か、本人の委任状が無いと生前事務委任契約が有ってもダメです。それならば気分転換も兼てと思い役所に行きました。

今後は益々マイナンバーは必要に成って来るのでしょう。すべてでは有りませんが相続人が保険の解約、株式の解約を依頼する時に、マイナンバーが必要に成ったりします。役所の申請関係なんかもマイナンバーと紐づけされる事は増えて来るような気がします。結果的には手続きが簡略化されるのでしょうが、今はちょうど過渡期の気がします。

「写真を撮るなら化粧するんやった」とか、「メガネの方が写りが良い」とか、結果「怖い顔に写ってる、こんなんいやや!」とか、大笑いをしながら無事にマイナンバーの手続きは終わりました。

今回は二人とも相続の事で我々も動きましたが、二人とも任意後見契約です。決定の意思は本人に有り、私たちが出来る事はその手続きのサポートです。同じ様な事をしていても方や相続人有り、方や相続人は無し。この先は歩いていく道は全く違った物に成るでしょうが、私たちが寄り添うと言う事は同じです。年も少し違いますがこの後の 終活 は全く違った物に成るでしょう。

任意後見と成年後見とは違います、高齢に成って私にも後見人が必要ではないかと考えるなら任意後見しか有りません。後見人が必要だと意思決定が出来るからです。未だ世間では後見契約イコール成年後見と言う考えが有ります。任意後見受任者は、契約しただけでは何も権利は有りません。死後事務委任契約にしてもそれだけでは出来る事は限られてきます。遺言執行者が居るのか、財産管理人は誰なのか、その辺で終活は、それぞれ違った物に成っていきます。

つまり大変なのは任意後見受任者で、成年後見受任者に求められるのは、身上監護と財産管理、任意後見受任者に求められるのは身上看護と財産管理と寄り添う立場(契約身内)だと思います。

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