土に還る
2023/01/21
自然の催促
お墓終い
先日、神戸の公営墓地 鵯越墓園で墓終いのお勤めに呼ばれました。本当に鵯越墓園も、櫛の歯が欠ける様に空き地が増えて来ました。この日も寒く、風は強くなかったのですがやはり底冷えがします。車が無ければちょっとしんどいのかな、そんな風に思います。
写真に何か違和感は感じませんか?中途半端に土が掘られているのが解るでしょうか。このお宅も遠方でなかなか来るのが大変だそうです。合祀としか聞いていませんが、来難いところより合祀でも近くの納骨堂と成るのは仕方が無いのかも知れません。いずれは土に還る事です。時間が掛かるか、掛からないか自然に帰るのが一番かと思います。さて足元、歩けないほど土が掘られて居ます。これ、猪だそうです。結構地盤は固いのですが、餌を求め、体の寄生虫駆除の為に穴を掘って体をこすりつけるそうです。この場所は未だ被害は少ないですが、場所に依れば危険を感じるほど穴が掘られている場合も有ります。防御柵も作られて居ますが、すべてをカバーするのは難しいのでしょう。ものすごい力だと思います。ある意味、自然の脅威と言えばオーバーでしょうか。
それぞれに事情が有ります、来れなくなるには。ならば土に還せと。自然からの催促、あくまで個人の感想です。