孤独死、生活保護で起こった問題

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孤独死、生活保護で起こった問題

2020/07/29

親子は親子?

突然の連絡の後

当会理事から連絡が入りました、大阪の住吉で知り合いのお父さんが亡くなった、疎遠だったらしいが、病院からの連絡でお迎えに行って欲しい。

詳しい内容は解りませんでしたが、病院の好意で一晩預かってもらっていると言う事で翌朝迎えにお伺いしました。

Aさんのお父さん、Aさんが小さな時離婚をして妹と二人はお母さんに引き取られました。全くと言ってもよい位にお父さんとは疎遠になって居ましたがそれでもAさんが大人になって連絡は取るくらいの関係性は有ったそうです。お父さんは独居で、生活保護を受けておられました。そのことは当然Aさんも知って居ましたが全く関係なく生活はして居ました。又日常関わる事も有りませんでした。

何もわからないまま、唯お葬儀は行わなければ成りません。いつまでも病院の好意に甘えるわけには行きません。ほぼ直葬の形で、神戸で火葬式を行い荼毘にふせました。

病院の費用は生活保護の方から出ます。しかし葬儀代に関しては善意で動いたAさんの負担に成ります。納得は行きませんが仕方が無い事です。この場合の正解はAさんはお父さんが死んだ事を無視して放っておくのが正解でした。そうすれば病院長が死亡届人なり行政の方からお金が出て、形は同じ直葬ですがAさんには負担が掛かる事無く日常のまんまだったと思われます。

親子、と言うだけでAさんのお父さんはAさんの事を緊急連絡先にして居ました。住居に関しても行政が斡旋した賃貸住宅で生活をして居ましたが、Aさんが頼まれて保証人に成って居たそうです。そのことも忘れるくらい昔の事だったそうですが、遺品整理、退去の整理はAさんの負担に成ります。

親子4人、普通に暮らして居てある日突然の50万近くの出費、親子だから仕方が無い事なのでしょうか。実生活では親子関係は破綻していても、戸籍上は親子に成ります、仕方が無い事なのでしょうか。

ますます色々な理由で、独居の方は増えて来ると思います。今回も、もしAさんが引き取り拒否をしたならそれは悪意に成るのでしょうか、親子だから当然、支払いするのが正解だったのでしょうか。

昔、葬儀屋に努めていた頃、友達同士で金を出し合ってお葬儀をした方に関わった事が有ります。その時は何も考えませんでしたが、当然後に遺品整理も有ったでしょうし、退去の手続きも誰かが行ったのでしょう、死後事務委任契約など当然無かったと推察します。大変だったと思われます。人は死んだら終わりです、でも社会に関わって生きて居たなら、死んで終わりと言う訳には行きません。死後事務委任契約、含めて終活、やはり大切な問題だと思います。

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