盆飾り 大切なのは気持ち
2020/08/08
お盆の帰省が困難
コロナ騒動 お盆にも影響
今年はコロナウイルスの影響で、お盆の帰省をやめられた方も多いと思います。収束したかに思えたコロナ騒動、一向に収まる気配が有りません。今日も兵庫県は55人、20人越えがこれで12日連続です。素人考えですが、ウイルスは暑くなると弱ると考えて居ましたが全く衰えません。これで冬が来たならどうなるかと考えたら、やはり不安に成ります。自粛される方が多いのも仕方が無いのかも知れません。先日当会で浄土真宗の僧侶もしている事務局長がお世話をさせて頂いてる方からご相談を受けました。6月にお父さんが亡くなり、この盆が初盆に成ります。満中陰のお勤めと併せてお詣りさせて頂きましたが、盆の飾りをどうするかと言う事です。
盆飾りは、地方によってそれぞれです。又、仏壇屋さんで1万五千円位で飾りのセットが売られて居たりします。大体中身は、まこも、麻殻、ハスの葉、牛車、馬車それに提灯が付いて居たりします。
事情はそれぞれです、後々祀るものが居ない状況でお仏壇は有りません。只満中陰の後飾りは有ります。
わざわざ買う事も無いでしょう、白木の経机に白い布を掛けて、近くに有った小物入れの付いた机にも白いに布を掛けて写真と、過去帳(お位牌の代わりです)を一番上に置いて、後は三具足と、普段口にしないようなお供え物(らくがんのお菓子とか)それと胡瓜で作った馬車(胡瓜に割りばしの足を付けたもの)と茄子の牛車、提灯は和讃の会が無料レンタルしました。これで立派なお飾りに成ります。無事に初盆のお勤めを終えたそうです。
大切なのは思う気持ちです、故郷に帰ってお墓に参るのが一番ですがそれが叶わないのなら、写真一枚で良いでしょう、茄子と胡瓜で馬車と牛車を作って、お茶でもコーヒーでも又ご先祖様が好きだった食べ物をお供えして自宅でお祀りするのは如何でしょうか。
コロナによって変わってしまうのでは無く、コロナによって代えてしまうお盆の形。いくら変わってもご先祖を思う気持ちは変わらないと思います。