お坊さんに成った理由

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お坊さんに成った理由

2020/11/16

お寺に縁の無い環境からいただいたご縁

終活の総仕上げ

和讃の会で事務局を務めています 小泉と言います。私は和讃の会草創期から係わっていまして、前身であるボランティアグループ花音の立ち上げにも係わっていました。当初はお葬儀の相談窓口として考えていましたが、終活とはお葬儀だけでは有りません、生前から介護を踏まえて施設の入居、入院、また万が一の後の遺品整理、仏壇終い、墓終い、すべてを踏まえての終活だと考えます。後、足らないものは何か?

私は高知県の山奥の地図にも載らないような村で生まれました。生家は多分、真言宗だったと思いますが特に仏壇も無く、家の中に小さな神棚が有った記憶は有ります。そんな環境で育ちましたから仏壇に手を合わせることもなく、お墓参りも進んですることも無くそれでも何となく困ることも無く生きていける環境で育
ちました。お寺が無くても、神社が無くても困らない、成人してからも正月に初詣は行きますが、それは意味を持たずイベントとして参っていた気がします。ある意味そんなロクでもない人生ですからそれ以降も特に神や仏、神社仏閣には係わることは有りませんでした。今から20年くらい前、職を転々としていた私が最後にかかわったのがお葬儀屋さんです。

お葬儀屋さん有る有るかと思いますが、葬儀を生業とした人間はお寺さんが嫌いに成ります、お寺さんは偉そうです、現に威張ります(全員では有りませんが)お布施が高額です、短時間でお布施は収入では有りませんがそれでも得る報酬は自給に換算すれば莫大です。日常生活、それまでお寺さんに関わって無かった人間には生涯この人達とは縁は無いと思って居ました。

或る日、私にとって大きな事件が起こります。お父さんが病院で亡くなられて、病院の霊安室から今で言う直葬が有りました。お寺さんは呼びません、僅かな切り花とお手紙を棺に入れて霊安室から直接火葬場に出棺です。骨上げが終わって奥さんを自宅まで送って終わりました。それから2~3日経って奥さんが電話が有りました、真剣な声で

「主人が毎日、枕元に立つ、きっとお葬儀をして居ないから極楽に行けずに居ると思う。せめて戒名(浄土真宗は法名)だけでももらえないだろうか?」

その当時は名前を付けてもらうだけで相場は8~12万円でした。予算は3万円。それでも奥さんにしてみれば精一杯の誠意です。しかし、お寺さんにしてみても檀家でも無い、葬儀もして居ない人に戒名をおいそれと与える訳には行きません。まして金額的にかなり厳しいです。しかし人生の大先輩が真剣に悩んで居ます無下にするわけにも行きません。私も知り合いのお寺さんにあっちこっち問い合わせしましたが、やはり良い解答はは頂けませんでした。仕方が無い事だと諦めかけて居た時、「良いよ!」と言ってくれたのが今私がお世話に成って居る浄土真宗本願寺派の専照寺の住職でした。

住職は事の経緯を聞いた後、後日お寺の衆徒さんを使い家まで法名を届けて、序に短いお経も上げてくれたそうです。

「本当にありがとう、お父さんが枕元に立たなくなった。お父さんはやっと極楽に行けた。」そう言われた時私は当時、良かったですねとしか答えられませんでしたが、間違いなく感じた事は住職はお父さんを極楽に送っただけでなく、奥さんんも地獄から救ったのだと思いました。やはり葬儀は必要だと、宗教的な心の救済は必要なんだと感じました。

和讃の会を立ち上げて、終活を考えた時私はどうしても僧侶に成りたかった。世の中には色々な立場の方が居ます、独居で暮らして居られる、夫婦で年金生活、しかも商売か何かをされて居て国民年金だけを満額支払ったとしても夫婦で13万円位、それこそ日々の暮らしで精一杯と言う方、意外と無年金(満額もらえない方)方も多いと思います。昨今、宗教者を呼ばない直葬が流行ったのも原因はその辺に在る様な気がします。それは仕方が無い事だと思いますが、和讃の会では直葬もします。但し、宗派を問わないと言うので有れば浄土真宗本願寺派の作法ですが、それで送る事も出来ます。予算が厳しいならご相談下さい、今の私はご住職の了解を得ています、「良いよ!」と言える立場に有ります。

終活にお葬儀の事は欠かせません、「ワシは直葬でええねん。」と言うUさん、葬儀は和讃の会でします、当然遺品整理も、納骨も打ち合わせ済みです。貴方が望まなくても私がお勤めはするからと言ってあげた時、Uさんの顔が安堵しました。

私達、和讃の会が目指す終活屋、やっと形が出来た様に思います。

浄土真宗本願寺派  専照寺 衆徒  釋  一道

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