ケアマネの力量

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ブログ 終着点の見つけ方

ケアマネの力量

2021/04/03

ショートスティからショートへ

ホームに入れない

今関わって居る案件,名古屋の施設にお世話に成って居たが、事情が有って神戸に帰ってくることに成った80代の女性。介護認定3ですが、未だしっかりとして居られる。神戸で以前お世話に成って居たケアマネに相談してその方の施設に入った日に、和讃の会と契約の運びに成りました。お身内さんはすぐに名古屋に帰られましたが、翌日体調を崩され翌々日、緊急搬送されました。

血中のアンモニア濃度上がっているとの事で、そうなると意識障害と運動障害が起こります。アンモニアを下げる点滴で無事に収まりましたが、ケアマネはこの持病があることを知って居ました。早急に落ち着かせて掛かりつけ医を探さなければいけませんがショートスティでその場所に居る時間は限られます。まず落ち着き先を決めることが一番とケアマネに言いましたが、次に決まった行先もショートで、しかも5月に施設が工事に成るので4月いっぱいしかその施設には居ることが出来ません。その先もショートで老健を当たって居ると言いましたが、全く先行きが見えません。和讃の会としての提案もしたのですが受け入れられませんでした。

その後、再び体調を崩し進められるままクリニックに行きましたが、簡単な問診で終わりました。本人はペースメーカーも抱えて居ます、どこか落ち着いて掛かり付け医を探す必要が有ります。時間の猶予は有りません、けんか腰ですがこちらが進める施設に電話をするように勧めました。

結果その施設に、今月19日にショート、ロング、で特養が空き次第に入居と言う形が取れました。救急対応の病院も見つかりホッと一安心です。現状では何かある度、救急対応で行先が決まらない状態です。ましてペースメーカーを抱えて居るとなればおいそれと受け入れは叶いません。

愚痴に成りますがケアマネは最初、サ高住に居れるつもりで居ました、病状を把握していてまして介護認定3、車椅子でなければ生活できない状態にサ高住は厳しいと思います。介護の現場に居る方なら解ってもらえると思いますが、特養にショートで転々とさせると聞けばやはり悪く勘繰るのはよくないのでしょうか。空き部屋の有効利用と言えば聞こえは良いですが。

 

サ高住と有料老人ホームには未だ空きが有ります、しかし老健や特養に空きは有りません。これから益々厳しくなります。言葉は悪いですが、早い者勝ちと言うところまで来ています。それぞれの思いは有るでしょう、家に帰りたい。最後は自宅で迎えたい、しかし現状どうするべきか、どうあるべきかの判断には猶予が有りません。一日置いたが為に入れないと言う事も出てきます。

生活支援相談員の資格しかないものが偉そうに言いますが大変だと思います、現状のケアマネの仕事。ましてコロナ対応で複数で処理する問題をひとりでやらなければならない場合も有るでしょう、逆に一人で考えるよりみんなの意見を聞いた方が良い場合も有るでしょう。

いろいろしがらみも有ると思います、しかしニード(高齢者)にとって何が一番かと考えれば、今回の問題も、もう少し早く解決したように思います。ケアマネと言う仕事は介護の現場に於いては花形です、一番重要かと思います。だからこそケアマネの力量によって対応は変わって来ます。今後の介護の現場が良くなるも、悪くなるもすべてはケアマネ次第かと私は思います。

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