業界の問題点Ⅱ

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ブログ 終着点の見つけ方

業界の問題点Ⅱ

2021/10/10

業界の人口減

お葬儀は儲からない

コロナ騒動は一段落した様に思います。感染者数も減りましたし、何より重症者も減って来ています。それでも日本人が偉いのは、マスクを当然の様に着けています。たまにスポーツジムに行くのですが、皆さんトレーニング中もマスクを外しません。寒くなると感染者は増えて来ると思いますが、気を付けて正しく恐れて行きたいと思います。もうマスコミの言う事は信じません、40万人亡くなると言ってたオバちゃん、最近テレビに出て来ません。ワイドショーやニュースも見なく成りました、あくまで個人的感想ですが。

終活に携わる業界も、コロナで一変しました。お葬儀業界もその一つです。一昔前までお葬儀は100万単位の費用が掛かり、香典返しや、精進揚げの接待で一大イベントのひとつでしたが、リーマンショックのころからでしょうか、家族葬と言う言葉が生まれて、お葬儀の規模は格段に縮小しました。併せて働き方改革、これは今まで長時間拘束が当たり前だった業界に一番衝撃を与えたと思います。

冗談で「ワシ、自給計算したら800円切ってる。」とか言って笑ってましたが、夜中にお迎えに行って、そのまま打ち合わせ、その日のうちに通夜とか成った場合、一日20時間拘束とかよく有りました。それでやっとそこそこの給料に成るのですが、今は夜間待機の後は、休みを取らなければ成りません。本人がやると言っても働く訳には行きません。当然手取りが下がります。

昔は無茶をしてお金儲けが出来ていましたが、今は出来ません。業界の人離れは続きます。併せて直葬がブームに成り、葬儀単価が著しく下がりました。歩合給も下がります、業界から離れた人が、この業界には戻って来ません、新規参入も有りません。葬儀業界の高齢化は深刻です。

そこにコロナ騒動で、お葬儀は益々簡略化されました、お別れ会や直葬は、もう珍しく有りません。

この辺は現場とお客さんの意識のずれなのかも知れませんが、我々が違和感を感じる直葬は、葬儀に携わって居ない人から見るとそうおかしい事では無いのかも知れません。

人手不足、高齢化、売り上げの激減。業界の倒産、廃業、M&Aはかなり頻繁に行われて居ます。それで葬儀がよくなれば良い方向に代われば良いのですが、質は下がって居ます。一番解りやすい良い葬儀屋、悪い葬儀屋の見分け方は病院にお迎えに来る時、一人で来るか二人で来るかで解ります。寝台に運ぶ時に、端から身内の手伝い、病院スタッフの手伝いをあてにしている様では、葬儀(仮に直葬で有っても)の質は解ります。

 

緊急事態が明けて、やっと世の中が動こうとする時、お葬儀屋さんの未来に明るい材料は殆ど有りません。解っては居るけど問題解決に動いている業者は少ないと思います。先を見ているところは、介護や保育などに手を伸ばして居ます、それでも大半の葬儀屋は、良い葬儀、感動の葬儀とか訳の分からない事を言っています。

終活の中で、お葬儀の形、お葬儀の業者を選ぶ事は本当に大切な問題なのですが。

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