死んだらどうなる、独居編

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ブログ 終着点の見つけ方

死んだらどうなる、独居編

2022/03/11

意外と皆さん知らない事ですが

バックキャストで考える

今日はニュースの多い日でした。震災から11年目、ロシア、ウクライナ問題、韓国の大統領の事、オミクロンの事、ウイルス関連ではニュースが無くなったのか、何か自宅で亡くなった方が過去最多とか、本当に過去最多が好きだなぁっと、思いました。感染者が減っています、皆さん頑張ろうとか、言ってはいけないのでしょうか。ロシア、ウクライナ問題はきっとコロナ騒動以上に日本経済に打撃を与えると考えます。いろいろな意味で日本は真剣に考えなければならない時期に来ていると思います。コロナよりもっと恐ろしいものが日本の近くに有る様に思います。

 

独居の方でよく言われる方が居ます。「一人で死んだらどうしよう」と。これはあくまで私の経験値です、多少の間違いは有るかも知れませんが、葬儀屋で経験したお話です。

突然死が訪れるのはやはり冬場が多いです、又寒い時期はどうしても亡くなる方が多くなります。自宅で亡くなられた場合、親戚、友人等が連絡が取れなくなって発見される場合も有ります。郵便物が溜まって不振に思い、通報で発見される場合も有ります。

日本の場合、95%近い数字で病院、施設で亡くなるのですが、自宅やその他の場所で亡くなる場合も有ります。

心肺停止の状態で、かかりつけ医が有り搬送され死亡が確認される場合も有りますが、殆どの場合、警察が介入、行政解剖が行われます。これは死因を特定するためです。

病院等で亡くなった場合は、エンゼルケアと言って簡単な清拭をされた後、お身内さんが葬儀者を手配、引き取られます。和讃の会が身元保証をしておられた方は我々スタッフがお迎えに上がります。

解剖が終わった場合、神戸では観察医務局にお迎えに上がります、又警察の善意で各警察署に有る遺体安置のモルグにお迎えに行くことも有ります。

まぁ、実際解剖案件はそんなには多く有りませんが、人生の最後がそういった場合に成ることも有ります。

夫婦で居るから安心、そんな事は有りません。例えば我が家は夫婦ふたり、家内が買い物に出かけた時、私が一人で家内に内緒で買っていたイチゴ大福をこっそり食べてのどに詰まらせ死んでしまったとしましょう(例えばの話です)家内は帰ってきて驚いて救急車を呼びますが、健康な私が死んでいる訳ですから不審死に成ります。当然警察が介入して、死因を特定する為に解剖に成ります。この場合は、行政解剖です、家内が許可しなければ解剖はされません。

しかし、私はイチゴ大福をのどに詰めたのです、だれも知りませんが。

警察は私の口元の白い粉に不信感を抱きます。そして裁判所に鑑定処分許可状の発行を求めて受理された場合、司法解剖に成ります。家族の同意は必要なく事件性を確認する為に解剖されます。死因はイチゴ大福による窒息死ですが。

ちょっとおふざけに成りましたが、独居等で亡くなった場合、病院、施設以外で亡くなった場合、そういったことが有るという事です。誰でも最後は畳の上でと願うのですが実際は難しい問題かと思います。

独居の場合、親族が引き取り拒否の場合、神戸市では亡くなった場所の区長が葬儀をします、いわゆる直葬ですが。遺骨は5年間保管され、引き取りが無い場合、鵯越斎場に有るやすらぎの里に合祀に成ります。

浄土真宗の御文章の中に  朝には紅顔ありて夕べには白骨と成れる身なり  と有ります。おギャーッと生まれてお食い初め、お宮参り、入学式、卒業式、入社、結婚と人生に節目を付けます。最後はどうするか。どんな形でもお葬式はするべきかと考えます。たとえ独居でも、最後は我々だけでも、節目は付けたいと考えます。

 

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