お墓仕舞いが増えてます

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お墓仕舞いが増えてます

2022/11/10

永代供養墓、合祀墓

お墓の変化

11月、和讃の会は第9期に入りました。決算が終わってちょっとゆっくりできるかと思っていたのですが、葬儀、任意後見、墓終いが3件、ほとんど事務所に居る事も無く忙しくさせてもらって居ます。そんな中で墓終いが今年の秋から急激に増えています。複数の石材業者から依頼を受けますが、殆どが墓終いです。

今年に入ってお墓を立てたと言うのは1件だけです、後は数十件墓終いでした。

間違いなくお墓の役割は変わって来ていると思います。故人様を偲ぶ、先祖を祀ると言うより意味合いとしては遺骨処理、遺骨安置の場としてのお墓の意味合いが強くなった気がします。新たにお墓を建てるというより納骨堂や合祀墓に遺骨を納める事の方が多くなって来ています、閉眼式(お墓を終うにあたり仏教者を呼んでお勤めを頂く)などに、ご当家が立ち会う事も少なくなって来ています。

閉めたお墓の遺骨、殆どは合祀墓に行く事が多い様です。やはり後々の管理の事を考えると土に還るという意味で合祀が多いのでしょうか。大阪の有名な納骨堂、倒産?(内輪もめ?)して競売に成りました。永代供養(権利かな、物権か債権か解りません)は競売先がしてくれるのでしょうか。そんな事を考えるとビル型納骨堂、街中に有りますが、将来を考えると不安に成るのではないでしょうか。

公共墓地(鵯越、舞子、石谷など)では最近合祀墓が出来ています。どこも人気なのはそのような事の影響も有るのでしょう。

墓終いをしないとどうなるか、公共施設の場合、管理費が払われなくなると、数年撤去の立て看板をしたのちに、更地にされ、遺骨は合祀されます。それなら最初から合祀墓に入るのも有りかなと思います。

先日は神戸の鵯越墓園、男性一人で、ご両親が眠って居られるお墓を終い、合祀墓に納骨されました。事情はそれぞれです、ただ納骨が終わってその方の顔が晴ればれとしていたのは責任を果たしたと言う思いなのでしょう。

神戸の公共墓地、それこそ何年もお参りが無いお墓がいくつも有ります。お墓って何なんだろう?それこそ合祀でも土に還るならそれで良いのではないでしょうか。

進む墓終い、そんな中で、だれも来ないお墓に眠って居られる方は、どんな思いで我々を見ているのでしょうか、そんな事をふと、考えます。

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