それが身許保証人

お問い合わせはこちら

ブログ 終着点の見つけ方

それが身元保証人

2023/11/07

身内としての判断

債務保証だけではない

一般的に、身元保証契約を結ぶ場合、説明、契約、入会金の入金、必要が有る場合、預り金の受領、月会費の入金が有って初めて保証業務を開始します。

しかし実際はそんな場合だけでは有りません。ケアマネやケースワーカーさんから相談を受けて、取り合えずと言うか取り急ぎ契約を巻いて、問題の処理に当たらなければ成らない場合が多数あります。単に債務の保証だけでは無く、入居の保証だけでは無く、本人の生活に深く係わる、それが身元保証人だと考えます。

必要に応じて、生活費を立て替える事も良く有ります。良いか悪いかは後に置いておいて、とりあえずの生活をどうするかと切羽詰まった状態も実は良く有ります。おしっこの出が悪い、病院に連れて行けば膀胱癌、本人は生活保護で介護認定は1,管を付けたままで自宅に戻るのは難しいと思います。では受け入れてもらえる施設は有るか、サ高住では特定施設でも本人の状態を考えれば難しいと思います。介護1では特養は無理です。

介護2に下りれば未だ打つ手は有ります、区変をかけていますが病院を退院してショートに居られるのは後1週間です、最悪自宅で生活も考えなければ成りませんがそうなった場合、どうするか。ケアマネと必死に考えて居ます。今のところ会費は頂いて居ますが、動いた分まではお金は頂けない状態です、それでも投げる訳には行きません。幸いNPOです、理事会の了解を得て、何とかやりくりしています。24日に詳しい話をお医者さんに本人を連れてケアマネ同行で聞きに行くつもりです。

状況はかなり深刻ですが、本人は前向きです。本人は高齢でお身内さんは居ません。(本人が語らない場合が殆どです)万が一の場合、生活保護受給者は行政からお葬儀代は出ますが、遺骨は5年間のみ保管され後は合祀に成ります。

別の男性、90歳は本人の了解を得てケアマネ同行の元話し合い、身元保証、財産管理事務委任契約を結びました。年金額から考えて生活は充分やって行けるはずですが、若干虚言癖が有ります。

どうも詐欺に有って居たような感じがします。本人は頑として認めません。今月末に纏まった金額が振り込まれるはずと言っていますが問題は月末のお家賃です。

60代の女性、障害を持って居ます、胃ろう手術もやって居ます、誤嚥もたびたび起こします。現在施設に居ますが、本人の希望は自宅へ帰る事です、さぁ、どうするか。

全ての希望が叶う訳では有りません。ケアマネや看護師と話して無理だと判断したらそれを本人に伝える必要が有ります、それは身内として係わっている保証人の仕事に成ります。

いくら病院に行きたい、行かなければ成らないと言われても金銭管理を任されている以上、次の年金までこの金額でやって行かなければ成らないと説得するのは保証人、又は財産管理している後見人の仕事に成ります、ケアマネやケースワーカーは関知する訳には行きません。

契約した身内、それが身元保証人です、場合に依れば本人に代わって手術の諾否をする事が有ります。万が一の身元引受もしなければ成りません。それは24時間いつ起こるか解りません。

最近、身元保証をする業者が増えて来ました、よりそうとか、不安をサポートとか耳障りの良い言葉を並べて居ますが実態は違います。儲からない商売です、でも誰かがやらなければ成りません。

それが身元保証人だと思います。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。